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「IFA 2014」が5日開幕。パナソニック/ソニー会見は3日からスタート
(2014/9/3 10:50)
国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA 2014」が、ドイツ・ベルリンの国際見本市会場において、9月5日~9月10日(現地時間)に開催される。
AV/IT機器や、白物家電などの最新製品が展示され、毎年、日本からもソニーやパナソニックらの大手メーカーを含む多数の企業が出展している。1924年の初開催から、今年で54回目となる。前回の2013年は、出展企業が1,493社で、来場者数は延べ約24万人だった。
開幕前々日の3日からは、出展各社がプレスカンファレンスを開催。3日にはパナソニックやソニーが、4日にはSamsung、Philipsなどが会見を行なう。毎年、プレスカンファレンスでは年末にかけて国内外で登場する新製品が発表されている。なお、プレスカンファレンスの日程はIFAのページ(英文)に掲載されている。
開幕日の5日より順次、キーノートスピーチを開催。Samsung ElectronicsのBoo-Keun Yoon社長兼CEOが開幕基調講演を務めるほか、IntelのKirk B. Skaugen氏や、ゼンハイザーのDr. Andreas Sennheiser、Daniel Sennheiserの両氏も登壇する。
2014年のトピックとして、新たに「CityCube Berlin」という展示場とミーティングスペースを一体化した設備を導入。IFA 2014ではブース面積が6,000m2拡大される。同ホールの展示スペースはSamsungが使用する。
パナソニックは4K製品を拡充、ハイレゾ対応ヘッドフォンも
パナソニックブースでは、「4Kワールド」のコーナーにおいて、テレビやデジカメ、ビデオカメラの4Kコンシューマ向け製品群を展示。業務用カメラやデジタルサイネージ、タブレットなどの4K対応製品も紹介する。カメラ/ビデオカメラは、4K動画が撮影可能なLUMIX「DMC-GH4」や「DMC-FZ1000」、ウェアラブルカメラ「HX-A500」などによる新しい写真や動画の楽しみ方を提案する。
VIERAは4K対応モデルを中心に出展。Blu-ray Discレコーダに録画したコンテンツをどこでも楽しめる「TV Anywhere」や、衛星放送をチューナなしで楽しめるという「SAT>IP」など、欧州の独自機能も含めたサービスを紹介する。
オーディオ関連では、無線LANを使ったネットワークオーディオ機能「AllPlay」対応シリーズや、ハイレゾオーディオ対応ヘッドフォンなども出展する。
JVCケンウッドはHMDの「ニアアイ ディスプレイ」など
JVCケンウッドは、JVCブランドの製品として、防水/防塵/耐衝撃/耐低温の4つの保護機能を持つビデオカメラ「Everio」の「GZ-RX115」や「GZ-R15」、アクションカム「ADIXXION」の第2世代モデル「GC-XA2」、スポーツ向けヘッドフォンなどを展示。重低音ヘッドフォンの「XX(XTREME XPLOSIVES)」シリーズや、Bluetooth搭載の重低音ポータブルオーディオシステム「BoomBlaster」シリーズの新モデル「RV-NB100/NB75」なども用意する。
自動車向けの技術としては、フロントガラスに映像を表示するヘッドアップディスプレイや、電子ミラー、電子メーターなどのデモ展示を用意。また、ケンウッド/JVC両ブランドのカーナビやカーオーディオ新製品も出展する。
そのほか、倉庫や工場などでの作業を想定したウェアラブルのヘッドマウントディスプレイ「ニアアイ ディスプレイ」も体験できる。
SamsungとLGは曲面テレビやスマートウォッチなどを出展
Samsungは、テレビ関連では曲面型の「Curved TV」や、それに合わせた湾曲デザインのスピーカー「Curved Soundbar」などを出展。また、曲面有機ELディスプレイを備えたスマートウォッチの新製品「Samsung Gear S」も展示。「Nike+」のランニング用アプリなどを利用できる。
LG Electronicsは、曲面型4K有機ELテレビの77型「77EG9700」や65型「65EC9700」などを出展。また、液晶ディスプレイはアスペクト比21:9の34型「34UC97」や、“デジタルシネマ4Kモニター”の「31MU97」、ゲーマー向けの「24GM77」を用意する。
スマートウォッチでは、Android Wear搭載の「LG G Watch R」を披露。円形のプラスチック有機ELディスプレイ「P-OLED」を備え、Google Playのアプリも使用可能。IP67防水仕様となっている。
AV WatchではIFA 2014の模様を順次お伝えしていく。