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ソニー、バランス駆動対応でXperiaデジタル接続も可能なポタアン「PHA-3」。ESS DAC搭載

 ソニーは、ポータブルヘッドフォンアンプの最上位モデル「PHA-3」を10月18日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は93,000円前後。

バランス駆動にも対応している

 最大の特徴は、バランス出力に対応していること。DACでアナログ変換した後、2基のオペアンプを使いアナログ増幅、ヘッドフォンアンプも2基搭載し、L/Rそれぞれのチャンネルを2つのアンプで構成する事でノイズの影響を改善している。

PHA-3
内部基板

 出力端子はステレオミニ×2端子で、ソニーの対応イヤフォン/ヘッドフォンのケーブルと接続可能。アンバランスのステレオミニ出力も1系統備えている。

PHA-3
ウォークマンと接続したところ。固定用のゴムバンドも付属する

 DACはESS製のES9018を搭載。デジタル入力は、PCに加え、iPhone/iPod/iPad、ウォークマン、さらにはハイレゾ出力対応のXperiaスマートフォンとも接続可能。ただし、Xperiaの充電はしない。

 PCとの接続時は、384kHz/32bitのPCMデータ、DSDは5.6MHzまでサポート。アシンクロナス伝送もサポートし、内蔵した高精度クロックジェネレータから、ピュアなクロックをDACに供給、アナログ変換時の時間軸精度を高めている。

 また、CDや圧縮音楽再生時には、ハイレゾ相当のサウンドに変換する「DSEE HX」機能も搭載する。

 入力端子はPC/ウォークマン/Xperia用のUSBと、iPhone/iPod/iPad用USB、光デジタル入力、ステレオミニのアナログ音声入力を各1系統装備。バランス出力、アンバランスのステレオミニ出力に加え、ステレオミニのライン出力も備え、アクティブスピーカーなどと接続する事もできる。筐体はアルミニウム製。

 内蔵バッテリによる動作時間は、アナログ接続時で約28時間、デジタル接続時で約5時間。ゲイン切り替え機能も備えている。

側面。ゲイン切り替えも可能
背面の入力端子部
前面の接続部。アンバランス接続も可能

(山崎健太郎)