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USB DAC/ポタアン「micro iDSD」がiPhoneのDSD 256ネイティブ再生に対応

 iFI-Audioは16日、iOS用音楽プレーヤーアプリ「hibiki」と、ポータブルUSB DAC/ヘッドフォンアンプ「micro iDSD」の組み合わせにおいて、iPhone/iPadなどからのDoP出力によるDSD 256(11.2MHz)のネイティブ再生をサポートすると発表した。なお、micro iDSD自体はPCとのUSB接続でDSD 512(22.5MHz)までサポートしている。

iOSアプリ「hibiki」でのDSD 256のDoP出力をサポート
hibikiの再生画面

 従来、hibikiの最新バージョン(Ver.2.5)では、DSD 64(2.8MHz)及びDSD 128(5.6MHz)までのDoP出力が可能としていたが、DSD 256においても動作確認が取れたため、公式にサポートする。なお、iFI-Audioによれば、iOSデバイスを利用してDSD256のネイティブ再生が可能なのは、hibikiとmicro iDSDの組み合わせのみとしている。

 micro iDSDは、TIバーブラウンのデュアルコア構成チップセットを搭載したUSB DAC/ヘッドフォンアンプ。パソコンとのUSB接続時には、DSD 512/256/128/64、DXD(768/705.6/384/352.8kHz)、PCM(768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz)の再生が可能。DSD再生専用のiOSアプリ「hibiki」を利用して、DSDのDoP出力やPCM変換による再生にも対応する。

 USBのほか、同軸/光デジタル(コンバーチブル)入力とステレオミニのアナログ音声入力を搭載。出力は、同軸デジタル、RCAのアナログラインアウト、標準プラグのヘッドフォンを備える。最大出力は8Vrms/4,000mW(16Ω)。4,800mAhのリチウムポリマーバッテリを搭載し、12時間の使用ができるほか、USB接続したスマートフォンを充電する事も可能。外形寸法は67×177×28mm(幅×奥行き×高さ)、重量は310g。価格は69,000円。

(一條徹)