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パナソニック、ハイレゾ対応で玉虫色振動板採用のヘッドフォン「RP-HD10」。約24,000円

 パナソニックは、ハイレゾ音源の再生にも対応した、オーバーヘッドタイプの密閉型ヘッドフォン「RP-HD10」を10月17日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24,000円前後。カラーはブラック(K)のみ。

ハイレゾ対応ヘッドフォン「RP-HD10」

 再生周波数帯域4Hz~50kHzを実現し、ハイレゾ音源に対応の広帯域・高解像度再生に対応したというヘッドフォン。

 ユニットは50mm径のダイナミック型を採用。振動板には玉虫色の光沢を持ったMLF(Multi Layer Film)を採用している。数百層にも積層された超多層フィルムで構成されており、薄く、軽量であり、高い応答性や広帯域、高解像度再生を可能にするという。

 ボイスコイルやマグネットなどの磁気回路の構成要素を新たに設計。大振幅に含まれる小さな振幅も、振動板をより正確に駆動させる事で、楽器が重なり合う楽曲でも、それぞれの音を鳴らし分けることができるとする。

IFA 2014で展示されたもの。振動板は玉虫色のMLF

 ドライバーのフレームには、振動減衰性に優れた新材料「PN041」(PLA:Poly Lactic Acid:ポリ乳酸/生分解樹脂の一種)を採用。不要な振動や共振を抑え、濁りの少ない「純な再生音」を実現したという。

 インピーダンスは18Ω、音圧感度は92dB/mW、最大入力は1,500mW。

 装着感を高めるための「HSアジャスト機構」を採用。ハウジングを最適な位置に固定したまま、ヘッドバンドを水平方向にスライドさせて、最適な位置に調整できるため、頭の形状に最もフィットする装着状態が実現できる。

 イヤーパッドには低反発クッションを採用。人間工学に基づいて設計された形状で、パッドが耳周りの形状にフィット。密閉性・遮音性にも優れるとする。

 ケーブルは着脱可能で、1.2mタイプと3mタイプのケーブルを同梱。入力はステレオミニだが、標準プラグへの変換アダプタ、キャリングポーチも同梱する。1.2mケーブルを含めた重量は約340g。

(山崎健太郎)