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茶楽音人、アルミ筐体イヤフォン「Donguri-鐘(SYOU)」

約25,000円。「楽」の限定カラー「濃茶」も

 TTRは、「茶楽音人(Surround)」ブランドの新製品として、カナル型イヤフォン「Donguri-鐘(SYOU)」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,380円前後(税込)。

 また、6月に発売した「Donguri-楽(RAKU)」の数量限定カラー"濃茶(こいちゃ)"も11月下旬に発売。店頭予想価格は16,200円前後(税込)。

 11月8~9日には京都中央郵便局で試聴イベントが開催されるほか、10月25~26日に開催される「秋のヘッドホン祭 2014」にも出展される。

Donguri-鐘(SYOU)

アルミ素材の「Donguri-鐘(SYOU)」

Donguri-鐘(SYOU)の内部構造

 10mm径ダイナミック型ユニットを搭載したカナル型イヤフォン。2013年11月に発売された「Donguri-欅(KEYAKI)」の基本構造を踏襲したモデルで、リア/フロントキャビネットの素材を欅/ステンレスからアルミに変更している。キャビネットに響きの美しいアルミを採用しながら、内部を天然素材でダンピングし、筐体による付帯音を抑制している。

 音響技術には、音茶楽による「トルネード・イコライザ」方式を採用。カナル型イヤフォンが外耳道を塞ぐことによって生じる6kHz付近の共振を抑えるという。さらに、エレメントに「アコースティック・ターボ回路」を付加することで、低fo化による重低音域の充実と、中音域での感度向上を両立。エレメントのフレームとプロテクター素材に液晶ポリマーを採用し、エレメント自体の振動による微小な付帯音まで高音質になるよう設計している。再生周波数帯域は5Hz~40kHzでハイレゾオーディオ対応を謳う。

シリコンイヤーピースなどが付属する

 新形状の振動板を採用し、歪み感の少ないクリーンな中高音域を実現するという。また、強力なネオジウムマグネットと、プレートとヨーク部分への電磁純鉄の採用により、強力な磁気回路を構成。プレートとヨーク部分には銅メッキを施し、磁気歪みを低減させている。ボイスコイルは特殊CCAW線を採用し、200mWの耐入力を実現。音漏れを改善し、Flat4シリーズ比で遮音性も向上しているという。

 出力音圧レベルは106dB/mWで、最大入力は200mW。インピーダンスは18Ω。ケーブル長は1.2m(Y型)で、重量は約18g。Comply T-200のMサイズイヤーピースを本体に装着するほか、3サイズ(S/M/L)のシリコン製イヤピースや収納缶、L型接続ケーブルなどが付属する。

数量限定カラーの「Donguri-楽(濃茶)」

Donguri-楽(濃茶)

 「Donguri-楽(濃茶)」は、贅沢な味わいの抹茶をイメージしたという数量限定カラー。既存のモデルより低音を強化し、ロックミュージックなどに合ったサウンドになっているという。発売中の江戸紫(えどむらさき)、濃墨(こずみ)、白磁(はくじ)、紅赤(べにあか)に加え5色で展開する。

 10mm径のダイナミック型ユニットを搭載し、「トルネード・イコライザ」や「アコースティックターボ回路」を搭載。再生周波数帯域は5Hz~40kHzでハイレゾオーディオ対応としている。出力音圧レベルは106dB/mW。最大入力は200mW。インピーダンスは18Ω。重量は約13g。入力はステレオミニ。ケーブルはY型で1.2m。Comply T-200のMサイズイヤーピースを本体に装着するほか、3サイズ(S/M/L)のシリコン製イヤピースや収納缶、L型接続ケーブルなどが付属する。

(一條徹)