ニュース
クリエイティブ、スピーカー駆動やドルデジデコードも可能な多機能USB DAC兼アンプ「X7」
（2014/12/3 13:23）
クリエイティブメディアは、192kHz/24bitのハイレゾ対応USB DACとヘッドフォンアンプ、さらにスピーカードライブ用アンプも一体化した「Sound Blaster X7」(SB-X-7)を12月中旬に発売する。直販限定販売となっており、価格はオープンプライス、直販価格は46,000円。
パソコンやMacとのUSB接続だけでなく、スマートフォン、タブレット、音楽プレーヤー、ゲーム機との接続も想定。Bluetooth受信やドルビーデジタルデコーダなども装備する多機能な製品で、音質を高めるためにハイグレードなパーツも導入した“ウルトラハイエンドモデル”と位置付けられている。
DACは、192kHz/24bit対応で、SN比127dBのTIバーブラウン「PCM1794」を、ADCはSN比123dBの「PCM4220」を搭載する。他にも、ニチコンの「Fine Gold」コンデンサなど、音質に定評のあるパーツを搭載している。
入力端子は、USB、USBホスト、アナログライン入力(RCA)、マイク入力(ステレオミニ)、角型光デジタル入力を各1系統装備。出力は、標準ヘッドフォン×1、ステレオミニヘッドフォン×1、アナログライン(RCA)×1、ステレオミニのライン×2、スピーカー出力×1、角型光デジタル出力×1を搭載する。
USB DACとしてパソコンやMacと接続、オーディオプロセッサをバイパスし、DACに直接伝送する「ダイレクトモード」を搭載。光デジタルから入力したデータについても、プロセッサをバイパスする「SPDIF-In ダイレクト」が利用できる。
ドルビーデジタルデコーダも搭載しており、DVDプレーヤーやゲーム機と光デジタルで接続。ドルビーデジタル音声をデコードし、別途用意したアンプ内蔵の5.1chスピーカーへ出力する事も可能。その場合、RCAのライン出力をフロントスピーカー、ステレオミニのライン出力×2系統を、リア/センター/サブウーファ出力として利用する。
ヘッドフォン出力は、標準ジャックとステレオミニを各1系統備え、最大600Ωのインピーダンスに対応。ゲインの切り替えもできる。なお、X7本体に取り付けるヘッドフォンスタンドも付属する。
スピーカー駆動用のアンプも搭載し、最大出力は38W×2ch(4Ω)、27W×2ch(8Ω)。
オーディオプロセッサは、マルチコアの「SB-Axx1」を搭載。オーディオテクノロジー「SBX Pro Studio」により、圧縮音楽のダイナミックレンジを最適化する「SBX Crystalizer」や、音の自然な深みと広がりを向上させるという「SBX Surround」などが利用できる。
前面にはアレイマイクを内蔵。「CrystalVoice」機能が利用でき、集音範囲を調節する「CrystalVoice Focus」や、バックグラウンドノイズを低減する「CrystalVoice Noise Reduction」、ボイスチェンジを行なって「ロボットボイス」や「エイリアン」などが楽しめる「CrystalVoice FX」機能も備えている。
Bluetooth受信機能も備え、スマートフォンやタブレットとワイヤレスで連携可能。コーデックはSBC、aptX Low Latency、aptX、AACに対応。NFCを使ったワンタッチペアリングもサポートする。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFPが利用でき、SCMS-Tにも対応する。
iPhone/Android端末とは、USB経由での接続も可能。iOS端末は、Lightningコネクタ搭載機に対応しており、最大48kHz/24bitまで伝送可能。Android端末は、AOA2(Android Open Accessory Protocol 2.0)対応機種で動作し、44.1kHz/16bitまでの対応となる。
スマホ/タブレット向けのアプリ「Sound Blaster X7 Control」も用意。「SBX Pro Studio」や「CrystalVoice」、イコライザなどの設定を、端末からカスタマイズできる。Windows/Mac用のコントロールソフトも用意する。
パソコン接続時には、再生リダイレクト(ステレオミックス)機能もサポート。PCのサウンドと、X7のマイクの音をミックスして録音できる。外形寸法は約129×149×145mmで、重量は約865g。