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Android TV採用ゲーム機「Razer Forge TV」登場。PCゲームをTVにストリーミング表示

 PCゲーム用マウスなどを手掛けるRazerは、1月6日(現地時間)に米ラスベガスで開幕した「2015 International CES」において、AndroidやPCのゲームを、テレビに表示して楽しめるAndroid TV採用のコンソール「Razer Forge TV」を発表した。米国での価格は本体のみで99.99ドル、Servalコントローラとのセットモデルが149.99ドル。今年の第1四半期にRazerzone.comで販売予定だが、日本での発売日や価格は未定。

Razer Forge TVとServalコントローラのセット

 QualcommのSnapdragon 805、2.5GHzのクアッドコアKrait 450CPUを搭載。Adreno 420GPUや、2GBのRAMも搭載。ストレージ容量は16GBで、Bluetooth 4.1に対応。IEEE 802.11acの無線LAN(デュアルタイプ)や、Ethernet端子、USB 3.0、HDMI 1.4出力などを備えている。外形寸法は105×105×17mm(幅×奥行き×高さ)。

Razer Forge TV

 PCやAndroid向けのゲームを、テレビで楽しむために開発されたコンソール。PCゲームの場合は、あらかじめPCに「Razer Cortex:Stream」というアプリをインストール。そのアプリからForge TVに映像などをストリーミング配信し、その映像がテレビに表示される。Forge TVと連携したマウスやキーボードを操作する事で、ゲームの遠隔プレイも可能。ゲーム映像伝送時の解像度はフルHDレベル。「遅延を限界まで抑えた」という。DirectX 9以降のゲームが対応している。

 なお、「Razer Cortex:Stream」は39.99ドルの有料アプリで、β版が2015年第2四半期に登場予定(日本での発売日や価格は未定)。ただし、Forge TVやServalコントローラ、後述するキーボード「Razer Turret」には無料で付属する。

 iOS/Android、ChromeBook、Windowsから接続する事もでき、遠隔コントロールアプリを使い、Forge TVを操作でき、ボイスサーチなどが可能。Google Castを使い、AndroidやiOS端末から、Web/動画/画像などをForge TVに伝送、テレビに表示する事もできる。

 また、Android TV向けのゲームもプレイでき、その映像をクラウドに保存。Android端末から再生するといった事も可能。

 コントローラは最大4台まで接続可能。Servalコントローラは、Razer SabertoothのXboxコントローラを開発したエンジニアチームが設計。4つのアクションボタンと、2つのサムスティック、バンパー・トリガーボタンも備え、「あらゆるAndroid TVゲームが操作できる」という。Bluetoothで接続できるほか、スマートフォンをコントローラーに固定するためのクリップも同梱する。Servalコントローラ単品での価格は79.99ドル、

 膝の上でもデスクトップと遜色ないゲームプレイができるというキーボード「Razer Turret」なども発売する。

Servalコントローラ。スマホ固定用クリップを装着したところ

(山崎健太郎)