ボーズのNCヘッドフォンQC25に、“蒔絵”や“墨”から着想を得た日本限定モデル

　ボーズは、アクティブノイズキャンセリングヘッドフォン「QuietComfort 25」の日本限定、数量限定モデルとして、日本の伝統美をモチーフにしたデザインの「QuietComfort 25 Acoustic Noise Cancelling headphones JAPAN CONCEPT MODEL」を3月10日に発売する。「MAKI-E」と「SUMI」の2機種をラインナップ。価格は4万円。1月23日から予約受付を開始している。

QuietComfort 25 Acoustic Noise Cancelling headphones JAPAN CONCEPT MODEL MAKI-E

QuietComfort 25 Acoustic Noise Cancelling headphones JAPAN CONCEPT MODEL SUMI

　どちらも日本からの意見を取り入れて開発され、日本人の感性に響くカラーリングを追求したという。「MAKI-E」は、漆工芸“蒔絵”に着想し、黒をベースとしながら、インナーヘッドバンドに配されたグロスのゴールドと、イヤーカップのマットな白銀色をアクセントとしている。漆や金は使われていない。

QuietComfort 25 Acoustic Noise Cancelling headphones JAPAN CONCEPT MODEL MAKI-E

　「SUMI」は、書画に用いられる“墨”をイメージしたモデル。単なる黒ではなく、墨が持つ独特の濃淡や階調を表現するため、グロスとマット仕上げを組み合わせることで質感に変化をもたせている。

QuietComfort 25 Acoustic Noise Cancelling headphones JAPAN CONCEPT MODEL SUMI

　カラー以外の仕様は、通常の「QuietComfort 25」(3万円)と同じ。ボーズ史上最高の消音性能を持つというノイズキャンセリング(NC)ヘッドフォンで、ハウジングの内側、外側の両方にマイクを備え、騒音を集音。逆位相の音を再生する事でノイズを低減する。

　ヘッドバンドやハウジングも改良し、装着感を高めつつ、ハウジング内部に侵入する騒音も大幅に軽減。電気的なNC機能と組み合わせる事で、高い消音性能を実現している。

MAKI-Eの装着イメージ

SUMIの装着イメージ

キャリングケースのデザインも異なる。右が通常モデルに付属するもの、左がMAKI-EとSUMIに付属するもの。小さな透明の窓がついている

　電源は単4電池1本で、アルカリ電池を使った場合は約35時間の使用が可能。また、電池が切れるとNC機能は利用できなくなるが、パッシブのヘッドフォンとして音をスルーで出す事ができる。

　音質面では、ヘッドフォンでのリスニングに最適な音質補正を行なうという独自の「アクティブ・イコライザー」、独自のポート構造で低音再生能力を高める「TriPortテクノロジー」を投入している。