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Eversolo、3基のリニア電源を搭載したハイエンドDAC「Z10」

DAコンバーター「DAC-Z10」

ブライト―ンは、Eversoloブランドの新製品として、3基の独立電源や8種類のIIS入力を搭載したDAコンバーター「DAC-Z10」を2026年1月20日に発売する。価格は385,000円。

11月27日から予約受け付けを開始しており、26年2月28日まではキャンペーン価格374,000円で販売する。

Eversolo独自の完全分離アーキテクチャ(FIA)を採用した、据え置き型のハイエンドDAC。デジタル領域とアナログ領域を分離することで、干渉を最小限に抑え、高純度な信号を維持したという。

Z10では、3基のリニア電源を搭載した。左チャンネル、右チャンネル、システム電源用の3つの独立したトロイダルトランスにより、42μVという超低ノイズを実現。各チャンネルにクリーンで独立した電圧供給を行なうことで、安定した精緻なサウンドを可能にしている。

左チャンネルと右チャンネルには、それぞれ独立した「AK4191+AK4499 DACモジュール」を2基搭載。AKMのVelvet Soundテクノロジーと組み合わせることで、精度と豊かな音色のバランスを実現した。

ボリュームコントロールには、高精度のR2R抵抗アレイを採用。「静かなリスニングからフルボリュームまで、あらゆるニュアンスを忠実に再現し、クリーンで正確、そして忠実なサウンドを実現する」という。

クロック部は、OCXO温度制御水晶発振器とPLL(位相同期回路)技術を統合。高精度なクロック再構成を実現した。入力インピーダンス50Ω、75Ωの外部クロックにも対応する。

マルチコアUSBオーディオプロセッサも搭載する。高速処理と高帯域幅により、高解像度オーディオデータのロスレス伝送を実現している。USB入力でDSD512ネイティブ・PCM 768KHz/32Bit、光/同軸デジタル入力でPCM 192KHz/24Bit・DSD64 DOPをサポートする。

Z10の大きな特徴が、8種類のI2Sデジタルオーディオ入力の対応。「デバイス間の信号とグランドを完全に分離したハードウェア設計により、クリーンな信号と明瞭度の高いオーディオを実現する」とのこと。USB同様、IISでもDSD512ネイティブとPCM 768KHz/32Bitに対応した。

フロントには、8.8インチIPSタッチスクリーンを装備した。入力切替、音量調整、フォーマット情報の確認など、指先で操作できる。モバイルアプリからもリモート操作が行なえる。

入力インターフェースは、USB-C、IIS、AES/EBU、同軸デジタル、光デジタル、HDMI ARC、RCAアナログ。アナログ出力は、RCA、XLR、6.35mmヘッドフォン。

外形寸法は365×310×88mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は9kg。電源ケーブル、リモコン、USBケーブル、USBメモリ、トリガーケーブルを付属する。