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オンキヨー、中国市場向けにモニタ内蔵のワイヤレススピーカーなどを開発

 オンキヨーは5日、中国の音楽配信サイトQQ Musicと共同開発したモニタ内蔵ワイヤレススピーカー「QPlayer」や、中国のアーティストとコラボしたBluetoothスピーカーなど、中国市場向けポータブルスピーカー2モデルを発表した。いずれも日本での発売は未定としている。

QPlayer

ストリーミング再生対応のDLNA/Bluetoothスピーカー「QPlayer」

3.5型のタッチパネル式モニタを内蔵

 「QPlayer」は、中国でインターネットプロバイダサービスを展開するTencent(テンセント)の子会社である、音楽配信サイトのQQ Musicと共同開発したDLNA/Bluetoothスピーカー。ストリーミング再生に対応し、QQ Musicが提供する数百万曲の楽曲を聴けるという。

 スピーカーユニットは、1.5インチのフルレンジ×2と、2.5インチのサブウーファー×1を搭載。収納可能な3.5型のモニタを備え、プレイリストなどを表示してタッチ操作で選択できる。スマートフォンアプリ「QPlayer」も用意し、アプリからスピーカーの操作も行なえる。オプションのバッテリーを使用した場合は、6時間の連続再生が可能。

 QQ Musicの副理事であるOscar Du氏は、「オンキヨーと戦略的な提携を結ぶことによって、新たなQQ Musicの音楽体験をユーザーへ届けられることに興奮している。今後はもっと素晴らしい製品が出来るだろう」とコメント。オンキヨーは、QQ Musicとの協業により、テンセントの中国における動画・音楽配信サービス、携帯電話やPCゲーム、メッセンジャー、ソーシャルメディア機能の基盤を活用していくとしている。

アーティストコラボの小型Bluetoothスピーカー

Jason Zhang

 また、中国のTV局「ヒュンナンTV」の子会社であるEE-Mediaとの協業により、同社所属のアーティストとコラボレーションし、オーディオ製品の共同開発を行なう。第1弾として、アーティストのJason Zhang(ジェイソン・チャン)とコラボしたBluetoothスピーカーを2月から中国で発売。アーティストのコンサートグッズ売り場やファンクラブ、オンラインサイトを通じて販売する。

 出力は4W×2chで、パッシブラジエータを搭載した小型タイプ。内蔵バッテリで8時間の連続再生が可能なほか、マルチペアリングや音声通知機能を備え、取り外し可能なケースなどが付属する。

Bluetoothスピーカーのイメージ画像

(一條徹)