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CATV番組もスマホで外出先リモート視聴に対応。パナソニックがSTBアップデート

 パナソニックは、CATV STB「TZ-HDT620/621」シリーズの本体ソフトウェアをバージョンアップ。2月末よりCATV事業者に提供されるアップデータを適用することで、新たにスマートフォン/タブレットを使ったリモート視聴機能に対応する。

「TZ-HDT620/621」シリーズ

 TZ-HDT620/621シリーズは、トリプルチューナーやHTML 5、ミラーリングなどの機能を搭載したSTBで、'14年12月よりCATV事業者に提供されている。従来から対応しているスマートフォン/タブレットを使った家庭内のDLNA視聴に加え、今回のバージョンアップにより3GやLTE、公衆無線LANなどのネットワークを介した外出先からのリモート視聴にも対応。地上/BSデジタルの放送転送と録画番組転送、CATVチャンネルの録画番組転送が利用可能になる。さらに、5月にはCATVチャンネルの放送転送機能にも対応予定。

 対応するSTB本体ソフトウェアは2月末よりCATV事業者に提供され、3月からは生産品への反映や、衛星ダウンロードも予定している。リモート視聴に対応するiOS/Androidアプリ「CATV Remote Player」は2月より無償提供予定で、iPhone/iPod touch/iPad/iPad mini/Android端末で利用可能。

 リモート視聴の仕様は、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)による「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件Ver1.1」に準拠。1台のSTBに登録可能なスマートフォン/タブレットの台数は6台で、2台以上の同時接続はできない。

リモート視聴のイメージ

(中林暁)