ニュース
LINE MUSICがオフライン再生対応。Android先行
開始一カ月累計再生4億曲、430万DL。TVCMも
(2015/7/10 17:04)
定額制音楽配信サービスの「LINE MUSIC」は10日、Android版のLINE MUSICアプリをアップデートし、楽曲のオフライン再生に対応した。楽曲のキャッシュデータをダウンロードすることで、ネットワークの接続環境などを気にせずに楽曲を楽しむことができるようになる。
Android版アプリのVer.1.1により、楽曲のオフライン再生機能を追加。ユーザーは聴きたい曲を選択して、キャッシュデータをダウンロードすることで、ネットワーク接続環境やキャリアの通信制限などを気にせずに音楽再生できる。キャッシュデータは500曲まで保存可能。なお、iPhone版においても近日中のアップデートで、オフライン再生に対応予定としている。
6月11日のサービス開始から約1カ月が経過するLINE MUSIC。7月10日時点のアプリダウンロード数は430万件を超え、累計楽曲再生数は4億回を突破。「多くのユーザーにコミュニケーション×音楽という新たな音楽の楽しみ方が浸透している」とする。
7月11日からは、女優の小松菜奈が出演するLINE MUSIC初のTVCM(15/30秒)を全国で放映開始。音楽を聴く楽しさを表現した「聴く篇」と、「LINE MUSICならではの音楽を介したコミュニケーション体験を表現した「シェア篇」の2つのストーリーで、サービスの魅力を訴求していくという。
7月中にはブラウザ版でのPC対応や、ユーザーが作成したプレイリストの公開機能の追加などを実施。継続的なサービスの機能追加・改善やコンテンツの拡充を行なっていくという。
LINE MUSICは、国内外の人気アーティストの新譜を含む150万曲以上をラインナップし、500円(20時間/30日間)、1,000円(無制限/30日間)の2つの料金プランを用意するほか、学割も導入。コミュニケーションなどLINEの強みを活かして新たな音楽配信サービスとして訴求している。
LINE MUSIC株式会社は、LINEやソニー・ミュージック エンタテイメント(SME)、エイベックス・デジタル(ADG)などにより設立されたが、6月30日にはユニバーサル・ミュージック(UMJ)も株主に加わり、7月10日より同社を加えた新体制で事業を展開。持株比率はADGが20%、SMEが33.4%、UMJが13.2%。LINEが33.4%となる。7月10日からはADG副社長の千葉龍平氏、UMJ執行役員の田中宏和氏が、LINE MUSICの取締役に就任する。