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小林幸子の声がボーカロイドに。ヤマハ「Sachiko」発売、こぶしプラグインも
(2015/7/23 12:00)
ヤマハは、「VOCALOID 4」対応の新たな歌声ライブラリとして、歌手・小林幸子の声をもとに開発した「VOCALOID4 Library Sachiko」を発売する。7月27日17時よりダウンロード版を公式オンラインストア「VOCALOID SHOP」で発売し、直販価格は12,000円。パッケージ版は楽器店などで8月下旬より発売し、価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,000円前後。7月27日より体験版も配布する。
別途エディタソフトが必要で、「VOCALOID4 Editor」利用時の対応OSはWindows 7/8/8.1、「Cubase 8シリーズ」利用時はMac OS X 10.10、10.9、「Cubase 7シリーズ」利用時はMac OS X 10.9、10.8に対応する。
【訂正】記事初出時、Windows 10対応としていましたが、動作未確認のため削除しました。また、Macの対応OSも一部動作未確認のものがあったため、修正しました(23日16時50分)
歌詞とメロディー(楽譜情報)を入力することにより、ボーカルパートを作成できる歌声合成ソフトの最新版「VOCALOID 4」用の日本語女性歌声ライブラリで、小林幸子の声をもとに開発。「クリエイターの情熱を生々しく歌い上げる圧倒的なソウルフルボイスが特徴で、楽曲の中でひときわ存在感を放つ」としている。推奨音域はD2~B3、推奨テンポは60~175BPM。
小林幸子のこれまでの歌唱データから、「こぶし」や「しゃくり」などの特徴を徹底的に分析し、本人に近い歌いまわしを簡単に再現できるジョブプラグイン「Sachikobushi」が付属。適用範囲を選択して、「声の立ち上がり」や「揺れ幅」などの好みの効果を選ぶだけで、「小林幸子」の歌い方を簡単に歌声に反映できるという。
本人による400種類以上のボイスマテリアル(ボイスサンプル)を収録。「歌います! 」「レッツゴー」など定番の掛け声から、「それでは! お手を拝借うううぅ! 」「降臨! 」といった特殊なものまで、曲中のアクセントに最適な掛声や挨拶などを多数収めている。
パッケージに描かれている製品キャラクター「Sachiko」のデザインには、書籍やゲームのイラストやキャラクターデザインを手がけるイラストレーター「碧 風羽(みどり ふう)」を起用。製品ロゴ「Sachiko」の文字は、小林幸子の直筆によるもの。