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パナソニックから回転台一体型4Kカメラ。講義室やホールに設置し、ズームも可能

 パナソニックは、講義室やホール、ブライダルの式場、放送局のニューススタジオなどに設置し、室内の様々な場所を撮影できる回転台一体型の4Kカメラ「AW-UE70」を10月に発売する。カラーはホワイトとブラック。価格は68万円。

回転台一体型の4Kカメラ「AW-UE70」。カラーはホワイトとブラック

 同社では、HD版の「AW-HE70シリーズ」を発売しており、その機能を向上させると共に、4K撮影にも対応したモデル。1/2.3型のMOSセンサーを備え、3,840×2,160ドットで撮影した映像をHDMIなどで出力可能。microSDカードへの記録もできる。

 レンズは光学20倍で、30倍の超解像ズーム(4Kモード時は22倍)、4Kのフォーカスアシストとしても使用できる1.4/2/4/6/8倍のデジタルエクステンダーズームも搭載。講義で話をしている人をアップで撮影するといった使い方ができる。

使用イメージ

 出力端子はHDMI、SDI、USB、Ethernetで、HDMI、USB、Ethernetは4K出力対応。IP伝送時は、4K/30pを1ch出力可能。1080/60pのIP出力もでき、1080/30p出力であれば、1カメラから最大4chでのマルチストリーミング出力(MPEG-4 AVC/H.264)も可能。

 14端末までの映像伝送に対応しており、用途に応じて様々なシステムが構築できるという。遠隔地から、Webブラウザを使った制御も可能。Windows/MacやiPhone、iPad、Android端末から、IP映像のモニタリングやカメラのリモート制御も可能となっている。

 また、PoE+規格対応のネットワーク機器(IEEE802.3at準拠)に接続することで、LANケーブル経由での電源供給も可能。電源工事や電源ケーブルの配線が不要になり、施工時の省線化や施工コスト低減もできるという。

(山崎健太郎)