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東芝、DSD再生対応で4Kディスプレイ搭載ノートPC「dynabook T95」など14機種

 東芝は、DSDを含めたハイレゾ音楽ファイルが再生でき、4Kディスプレイも搭載したノートPC「dynabook T95」など、パソコンの2015年秋冬モデル14機種を発表した。9月18日から順次発売予定。「T95」は9月18日発売で、店頭予想価格は235,000円前後。

4Kディスプレイ搭載の「dynabook T95」

 ここではAV機能をメインに紹介する。各モデルの詳細は、僚誌PC Watchを参照のこと。また、いずれのモデルもOSに、Windows 10 Homeを採用しているのが特徴となる。

 新製品の内、ノート型のT95/75/55/45/67/54、デスクトップ型のD81/71/61/51/41には、「TOSHIBA Media Player by sMedio TrueLink+」というソフトをプリインストール。ハイレゾのWAV/FLAC/ALAC(Apple Lossless)に加え、DSDファイルの再生が可能で、ハイレゾ対応ヘッドフォンと組み合わせればPCだけでハイレゾ再生が可能。ただし、DSD再生はUSB DACなど、接続したデバイスがサポートしていない場合はPCM変換再生となる。

TOSHIBA Media Player by sMedio TrueLink+

 このプレーヤーソフトは「e-onkyo music」と連携しており、ハイレゾ楽曲の試聴や購入も可能。購入楽曲の一括ダウンロードもできる。

 T95は、harman/kardonのステレオスピーカーを搭載。ソフトの「DTS Studio Sound」と組み合わせる事で、表現力豊かなサウンドが再生できるという。T75/55/45/67/54では、SkullcandyがDTS Soundの設定をチューニング。「Skullcandyならではのハイクオリティサウンドを実現する」という。

 デスクトップ型D81/71/61/51/41のスピーカーは、オンキョー製のスピーカーを搭載。D81/71/61には「DTS Studio Sound」、D51とD41には「DTS Sound」が導入されている。デスクトップ型では、PCの電源がOFFの場合でも、音声入力端子にスマートフォンやオーディオプレーヤーを接続する事で、スピーカー部分だけを利用する事ができる。

デスクトップ型の「D81」

 T95は15.6型、4K(3,840×2,160ドット)のIPS液晶ディスプレイを採用。タッチパネルタイプ。製造ラインで、ディスプレイ1台1台に対して、カラーキャリブレーションも実施。自然な色味を再現するカラーマネジメントアプリ「Chroma Tune for TOSHIBA」もプリインストール。超解像技術「レゾリューションプラス」も備え、写真などを高画質でアップスケーリングしながら4Kディスプレイに表示可能。

 ノートPCのTシリーズ「T67」は、大型の17.3型液晶ディスプレイを採用。

 オールインワンタイプのデスクトップPC「dynabook D」シリーズには、クアッドコアCPU搭載の「dynabook D61」を新たに投入するなど、ラインナップを拡充している。

(山崎健太郎)