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ドローンのジンバル技術投入、DJIの手ブレ補正対応スティック型4Kカメラ「Osmo」

 DJIは、手ぶれ補正機能を備えたスティック型のグリップを採用した手持ち撮影用4Kカメラ「Osmo(オズモ)」を発表した。直販サイトで先行予約を受付しており、出荷は10月中旬の予定。価格は85,000円。

手持ち撮影用4Kカメラ「Osmo」

 ドローンを手掛けているDJIが、培った3軸のジンバル映像安定化技術を投入した手持ち撮影用のカメラ。「従来の手持ちカメラで見られる手ぶれや振動を抑え、映画のようなスムーズな映像を手軽に撮影できる」という。

 カメラ部はDJIの製品であるZenmuseシリーズで、1/2.3型センサーと、開口角94度のレンズを搭載。4K動画(4,096×2,160/24/25p、MPEG-4 AVC/H.264)と、1,200万画素の静止画撮影が可能。1080/120fpsでのスローモーション撮影にも対応。

 カメラ部は360度回転するようになっており、自動で回転して連続した静止画を複数撮影、パノラマ写真を記録する機能も搭載。カメラの映像を安定化させる技術を用いて、長時間露光撮影にも利用できるという。記録メディアはmicroSDで、マイクも搭載している。

スマートフォンは別売。アプリ「DJI Go」で映像をチェックしながら撮影する事もできる
4Kカメラ部分
グリップ部分の操作ボタン

 なお、カメラ部は他のZenmuseシリーズと互換性があるため、既にInspire 1やZenmuse X3、 Zenmuse X5、Zenmuse X5 Rのユーザーは、グリップのみを購入し、カメラを取り付ける事でも利用できる。レンズ交換対応のX5シリーズカメラを搭載した場合は、マイクロフォーサーズマウントのレンズを使った様々な表現も可能になる。

 ハンドル部分の外形寸法は161.5×48.2×61.8mm、バッテリを含めた重量は201g。

 別売アクセサリとして、三脚や、より高い位置から撮影するための拡張ロッド、自転車に固定するためのバイクマウント、マイクやLEDライトを取り付けるためのユニバーサルマウント、2つのアクセサリを取り付けるための拡張アームを用意する。

付属品一覧
DJI OSMO紹介動画

(山崎健太郎)