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aurender、HDD/SSD内蔵のDSD対応ネットワークトランスポート「N10」など3機種
(2015/10/13 12:41)
エミライは、韓国TVLogicによる「aurender」ブランドの新モデルとして、ネットワークトランスポート「N10」など3モデルを11月6日に発売する。価格は、4TB HDD内蔵オーディオトランスポートの「N10」が999,000円、2TB HDD内蔵の「X100L」が421,200円、USB DAC搭載プリメインアンプ「X725」が354,000円。
ネットワークオーディオトランスポート「N10」
DACと組み合わせて利用し、5.6MHzまでのDSDやPCMなどのハイレゾ音源を再生可能なネットワーク対応メディアトランスポート。カラーはシルバー/ブラックを用意する。光/同軸デジタルやAES/EBUの出力端子を備え、DoP(DSD over PCM)によるDSD出力に対応。FPGAベースのリアルタイムDSD-PCM変換回路により、「あらゆる高性能D/Aコンバーターとの組み合わせを可能にする」としている。USB接続してPCM再生する場合の対応サンプリングレート/量子化ビット数は、接続するDACの性能に依存する。また、それ以外のデジタル出力時は192kHz/24bitに対応。
内蔵HDDは4TB(2TB×2)で、240GBのキャッシュ用SSDも備え、音楽再生中の内蔵HDD動作を最小限に抑えることで省電力化している。クロックに低ジッタータイプのOCXOを搭載するほか、FPGAのフルデジタルPLL回路によりジッターの抑制を図っている。複数のリニアパワーサプライによる電源供給と低ノイズ設計を採用。本体はファンレスで動作する。オーディオ出力用に設計したUSB 2.0出力やEthernetを搭載。
Aurenderコントロールアプリにより、iPad/iPad miniやAndroid端末からをN10のコントロールが可能。本体の各種設定を全てアプリ上で行なえ、PCに依存しない再生環境可能にしている。消費電力は50W。外形寸法は430×353×83mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12kg。
ネットワークオーディオトランスポート「N100H」
USB DACへの出力に特化したネットワークトランスポートで、光/同軸デジタル出力などは搭載しないハーフサイズ(幅215mm)のモデル。内蔵HDDは2TBで、120GBのSSDもキャッシュ用に備えている。5.6MHzまでのDSDの再生に対応し、PCMは接続するDACの性能に依存する。カラーはシルバー。
USB Audio Class 2.0対応で、オーディオ専用に設計されたUSB端子やEthernetを装備。リニアパワーサプライによる低ノイズ設計とファンレス設計を採用する。
Aurenderコントロールアプリによる操作にも対応。消費電力は35W。外形寸法は215×355×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.6kg。
プリメインアンプ「X725」
USB DACを内蔵したプリメインアンプ。USB対応トランスポートのX100や上記のN100HなどとUSB接続し、スピーカーに接続することでハイレゾ音源などを再生できる。内部の各セクションは最短結線で接続している。
筐体はアルミニウム製で、ファンレス設計など低ノイズ化を追求。USBオーディオ向けに専用設計したUSBインターフェース基板を備える。内蔵DACチップはESS製のES9018K2Mで、USB接続時は192kHz/24bitまでのPCMや、5.6MHzまでのDSDネイティブ再生が可能。光デジタル入力も備え、PCM 192kHz/24bitなどに対応する。
アンプモジュールはICEPOWER製。出力は100W×2ch(8Ω)。周波数特性は20Hz~20kHz。IRリモコンや、Aurenderコントロールアプリからの操作に対応する。外形寸法は215×355×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.7kg。