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全国で4K/60p中継を可能にする車載型映像制作システム「4Kista!」

 デジコンと、スカパーJSATの子会社である衛星ネットワーク(SNET)は、車載型映像制作システム「4Kista!」(フォーキスタ!)を導入し、4K中継・映像制作サービスを10月20日から開始した。

4Kista!機材
4Kista!ロゴ

 「4Kista!」は、全国各地からの4Kでの放送、パブリックビューイング、インターネット動画配信を目指して、4K60P映像制作のニーズに対応するシステム。普通車両に設備搭載する事で、省スペースが求められる状況や大型中継車では対応が難しい場所での4K中継を可能にするという。

 4Kista!には、中継・収録運用に対応したカメラ4台とレンズと、最大860フレーム/秒(4K 運用時)のハイスピードカメラを装備するほか、4K60P運用時 1M/E 1Keyerのビデオスイッチャーや、汎用型スポーツコーダを含むキャラクタージェネレータ、XAVCサーバーも装備。4K撮影をしながらの4K/HDの同時出力も行なえる。

 機材一式を可搬型ラックに組み込むことで、現場でのスピーディーな設営・運用・撤収やそのまま車内での運用も可能という。

 「4Kista!」の運用時には、デジコンの撮影・制作スタッフによるオペレーションチームが撮影環境に柔軟に応じた撮影・制作サービスを提供。コンパクトな4K中継・映像制作サービスの実現により、コストも低減できるという。

(臼田勤哉)