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ソシオネクスト、4Kや360度歪補正対応のドローン向け映像プロセッサ

 ソシオネクストは、ドローンやアクションカメラなどでの利用を想定したイメージングプロセッサ「Milbeaut(ミルビュー)」の第8世代製品「M-8Mシリーズ」(MB86S27)を10月より量産出荷開始した。

Milbeaut(MB86S27)

 アクションカメラやドローン、監視カメラ、ドライブレコーダなどでの高画質撮影を想定したプロセッサ。4K動画対応に加え、様々な画像処理専用ハードウェアマクロを搭載することで、CPU負荷を低減し、4K/30fps撮影時で約1.3Wの低消費電力動作が可能という。

 パノラマやマルチ画面などの360度歪補正機能も備えており、アクションカメラやドライブレコーダなどでも高精細な動画撮影を行なえる。CPUは、ARM Cortex A5 AM 400MHz×2。画層処理性能はMPEG-4 AVC/H.264で、フルHDが120fpsまで、4Kが30fpsまで対応し、最大6ストリームのマルチエンコードが可能。最大4倍拡大の超解像にも対応する。

 ソシオネクストは、富士通グループとパナソニックのシステムLSI事業を統合して3月から事業を開始。今後は、MB86S27をベースに、デジタル一眼やスマートフォンなどのモバイルカメラで培った技術を活かし、動画撮影に最適なプラットフォームやファームウェアの開発・販売、画質コンサルティングサービスなどを提供していくという。

(臼田勤哉)