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定額制動画配信サービスに推定166万人が訪問
10月度。平均滞在時間は女性20~34歳層が最長
(2015/11/12 15:07)
ビデオリサーチインタラクティブは、定額制動画配信サービス(SVOD)を含む動画配信サイトへのアクセス状況を調査。'15年10月の動画配信サイト全体の月間推定訪問者数2,120万人に対し、SVODの推定訪問者数は166万人で、訪問者1人当たりの月間の平均滞在時間は26分となった。
調査では、定額制動画配信サービスを含む動画配信サイトへのパソコンからのアクセスデータを集計し、訪問者数や平均滞在時間の推定値を算出している。この数値には動画コンテンツ自体の接触だけでなく、動画コンテンツの置かれているWebサイトやサービスへの接触状況も含んでいる。集計対象サイトはYouTube、niconico、GYAO!、DMM.com、Ustream、Dailymotion、Veohなどで、定額制動画配信サービスのAmazonビデオ、Netflix、Hulu、dTV、バンダイチャンネルなども含む。
10月のSVOD推定訪問者数は166万人。9月には過去13カ月で最多188万人を記録
SVODを含む主な動画配信サイト全体の10月の月間推定訪問者数は2,120万人で、訪問者1人当たりの月間平均滞在時間は3時間28分。YouTubeやniconicoの訪問者数の規模の大きさが平均滞在時間の長さに影響しているという。'14年10月以降の調査では、各月の推定訪問者数は2,000万人~2,200万人の範囲で推移し、1人当たりの月間平均滞在時間は3時間半前後で安定しているという。
10月のSVODの推定訪問者数は166万人で、平均滞在時間は26分。'14年10月以降の調査では、SVODの推定訪問者数は'15年2月~4月を除いて150万人強の規模となっており、'15年9月には最多となる188万人を記録。平均滞在時間は'15年4月から20分以上で推移し、次第に増加する傾向にある。
動画配信サイト全体の月間の推定総滞在時間は7,380万時間で、Webサイト全体の総滞在時間量の11%を占める。SVODは74万時間だった。
SVODの平均滞在時間は20~34才の女性が最長
動画配信サイト全体の接触者率は、男性が59.5%で、女性の45.3%を上回り、SVODについては男性5%、女性3.1%となっている。
平均滞在時間をみると、動画配信サイト全体では男性が4時間2分、女性2時間31分で大きく差が出ている。最も長いのは20~34才の男性で8時間42分と突出している。一方SVODに関しては、20~34才の女性が2時間6分と相対的に長く、同年代層の男性は40分だった。
このほか、動画配信サイト全体の平均滞在時間とスマートフォン所有の関連性も調査。スマートフォン非所有者の平均滞在時間4時間24分に対し、スマートフォン所有者は2時間37分となり、「パソコンとスマートフォンのクロスデバイスでの動画視聴にシフトしていることが推察される」としている。