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ヤマハ、40mm径カスタムドライバ採用のプロ向けスタジオモニターヘッドフォン「HPH-MT7」

 ヤマハは、プロ向けのスタジオモニターヘッドフォン「HPH-MT7」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。カラーは2色展開となる。プロ向けだが、ヤマハのPAなどを扱っている一部の楽器店で一般ユーザーも購入できる。

プロ向けのスタジオモニターヘッドフォン「HPH-MT7」

 プロ向けモニターヘッドフォン「HPH-MTシリーズ」の新モデル。スタジオでのレコーディング、ミキシング時のモニタリングだけでなく、最大入力1,600mWと高耐久性によりライブ時のモニタリングまで幅広く対応できるという。

カラーは2色展開

 ハウジングは密閉型。ドライバは「HPH-MT220」と同様に、CCAWボイスコイルとネオジムマグネットを採用した40mm径のカスタムドライバを採用。伝導性に優れる銅をアルミニウム線にコーティングした軽量なボイスコイル設計で、15Hz~25kHzの再生帯域を実現。「ワイドレンジでフラットかつ定位感に優れたサウンド」になっているという。インピーダンスは49Ω。出力音圧レベル(1kHz)は99dB/mW。

CCAWボイスコイルとネオジムマグネットを採用した40mm径のカスタムドライバを採用

 ハウジングやアームなどの共振も徹底的に排除。「サウンドの精度を極限まで高めるよう設計した」という。

 長時間装着時の疲労軽減や快適性を追求するため、アラウンドイヤータイプとなっており、イヤーパッドには肌触りの良い合成レザーとフィット感の高い大型のイヤーパッドを採用。ハウジングは可動式で、片耳モニターも可能。3次元のアームピボット構造と長さ調節が可能なスライダーを組み合わせ、綿密なアングル調整ができ、長時間の作業でも疲れにくいとする。

 ハウジングには高い堅牢性の肉厚ABS、アームにはアルミダイキャスト、ヘッドバンドには汗に強い素材を採用。高耐久性を追求している。ケーブルは3mのストレートケーブル。入力端子はステレオミニで、標準プラグへの変換アダプタを同梱する。重量は360g。キャリングバッグも同梱する。

(山崎健太郎)