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64 AUDIO、聴覚保護と高音質のカスタムイヤフォン「ADEL A」
12ドライバのA12など。“第二の鼓膜“ADEL技術
2015年12月18日 11:00
ミックスウェーブは、米64 AUDIOのカスタムイヤフォン「ADEL Aシリーズ」4モデルを12月19日より発売する。「ADEL A12」、「ADEL A10」、「ADEL A8」、「ADEL A6」の4モデルが用意され、頭文字のAがシリーズ名を、後ろの数字はドライバ数を表す。価格はA12が33万2,815円、A10が30万417円、A8が23万5,620円、A6が20万3,231円。
聴覚への障害リスクを最小限に抑えながら、より広いサウンドレンジで音楽リスニングを体験できるという「ADEL(Ambrose Diaphonic Ear Lens)」テクノロジーを採用したイヤフォン。
開発者のStephen Ambrose氏が、リスニングデバイスからの音圧による鼓膜損傷を解決すべく、耳の健康を維持するための「第二の鼓膜」を発明。鼓膜にかかる空気圧を鼓膜の代わりに吸収し、聴覚障害になるリスクを抑えるという。Ambrose氏は、この技術を世に伝えるべく、Asius Technologiesを設立。2014年に1964 EARSと共同で、プロオーディオ向けにミュージシャンの聴覚障害を最小限に抑える世界最高クラスのカスタムIEM(インイヤモニター)の開発に着手。その製品がADELシリーズとなる。
1964 EARSの元々のメーカー名である64 AUDIOで発売され、ADELのカスタム版が「ADEL Aシリーズ」。ADELテクノロジーや、独自の製造プロセス「3Dフィット」を搭載する。
ADEL A12
12個のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを搭載したフラッグシップモデル。ドライバ構成は、低域×4、中域×4、高域×4で、3ウェイクロスオーバーを内蔵。ダイナミックレンジの高さと空間表現が特徴という。
周波数特性は10Hz~20kHz、感度は117dB/1mW、インピーダンスは16Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
リファレンスモニター「ADEL A10」
リファレンスモニターと位置づける、BA 10ドライバ構成のカスタムイヤフォン。ドライバ構成は、低域×2、中域×4、高域×4で、3ウェイクロスオーバーを内蔵。ミュージシャンやスタジオ関係者だけでなく、オーディオファンにも推奨できるという。
周波数特性は10Hz~20kHz、感度は117dB/1mW、インピーダンスは18Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
ベーシスト向け「ADEL A8」
低域に量感を与えたという、8基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを搭載したモデル。ドライバ構成は、低域×4、中域×2、高域×2で、3ウェイクロスオーバーを内蔵。ベーシストやドラマー、キーボーディストなど低域の量感が必要で、臨場感あるサウンドを求めている人向けに設計しているという。
周波数特性は10Hz~20kHz、感度は117dB/1mW、インピーダンスは18Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。