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Sound Warrior、OCXOを最初から搭載した限定クロックジェネレータ「SWD-CL10OCX」

 城下工業は、Sound Warriorブランドの小型オーディオ「SW Desktop Audio」シリーズの新モデルとして、クロックジェネレータ「SWD-CL10」に、OCXO(恒温槽付高精度水晶発振器)を追加搭載した数量限定モデル「SWD-CL10OCX」を12月下旬に発売する。価格は9万円。

「SWD-CL10OCX」。BNCワードクロック出力は4系統装備している

 同社は7月から、「SWD-CL10」(6万円)のユーザーを対象に、有償オプションとしてOCXOを追加実装するサービスを実施しているが、「SWD-CL10OCX」はあらかじめ実装した状態で販売するモデルとなる。SWD-CL10購入者向けのアップグレードは引き続き受け付ける。

 SWD-CL10には標準でTCXO(温度補償水晶発振器:0.28ppm)を搭載しているが、追加搭載するのは更に高精度なOCXO(恒温槽付高精度水晶発振器:0.01ppm)。TCXOとOCXOの切り替えも可能で、音の違いを楽しめる。

 外部入力した10MHzルビジウムクロックから、44.1/48/88.2/96/176.4/192kHzのクロックを生成・出力したり、スーパークロック出力(×256)にも対応。BNCワードクロック出力は4系統装備。クロック分配器として使うこともできる。なお、スーパークロック出力はBNC 1、2chからの出力となり(ワードクロック出力兼用)、3、4chはワードクロック出力のみとなる。

 電源は付属のACアダプタを使用。外形寸法は146×165×40mm(幅×奥行き×高さ)で、縦置きも可能。

(山崎健太郎)