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Kodak、生まれ変わった8mmフィルムカメラ「Super 8 Camera」
レトロな外観で新たな映像クリエータに
(2016/1/7 08:16)
Kodakは5日(米国時間)、新世代の映画製作者をターゲットにした8mmフィルムカメラ「Super 8 Camera」を開発し、6日開幕のCES 2016に初期プロトタイプを出展した。今秋の発売を予告している。
Kodakが開発し、個人の映画撮影などで人気を博した「スーパー8mmフィルム(Super 8)」の登場から50周年。その50周年記念と、初代Super 8 Cameraの登場から30年以上が経過し、新たな映像クリエーターに向けて「Super 8 Camera」をリバイバル。記録メディアもスーパー8mmフィルム(15mカートリッジ)を採用する。
レンズはリコー製の固定焦点(6mm)で、オプションで6-48mmズームレンズも用意。フォーカスや絞りはマニュアル操作。脱着可能な専用マイクも用意する。3.5インチの液晶ビューファインダも用意し、プレビューしながらの撮影が可能。
レザーをアクセントにした、ハンドブリップなどのアクセサリも提供予定。SDカードスロットやUSB端子なども装備。充電はUSB経由で行なえる。
またフィルムの現像についても、Super 8 Cameraに合わせて、流通やラボの体制を整備。送られてきたフィルムは現像とともに、デジタル化した映像をクラウドにアップロードし、メールでその場所を即座に撮影者に伝えるという。
Super 8 Cameraの発表に合わせて、7歳でSuper 8 Cameraを手にしたというクリストファー・ノーランや、「8mmが全ての始まり」と語るスティーブン・スピルバーグ、タイトルもそのまま「SUPER 8」という映画の監督を務めたJ.J.エイブラムス(製作はスピルバーグら)など、著名映画監督らも歓迎のコメントを寄せている。