ニュース

ネットギア、フルHD動画をスマホ向けに変換/同時配信できる「ReadyNAS 214」

 ネットギアジャパンは、フルHD動画のトランスコード配信が可能なNAS新製品を2月中旬より発売する。価格は、4ベイの「ReadyNAS 214」が13万円、2ベイ「ReadyNAS 212」が10万円。HDDは付属しない。

ReadyNAS 214
ReadyNAS 212

 ホームユースを想定したNASで、最大6TBまでの3.5/2.5型シリアルATA HDDドライブを搭載可能。システムに独自のReadyNAS OS 6.4.2を採用し、プロセッサはARM Cortex A15(4コア/1.4GHz)、メモリは2GB。

 DLNAに対応し、動画や音楽ファイルなどをスマートフォンなど複数のデバイスでストリーミング再生できるマルチメディアサーバーとして使用できる。iTunesサーバー機能も備える。

 さらに、フルHD/1080p動画をスマホやタブレットなど複数デバイスにトランスコードして同時配信することも可能。対応フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264とH.265/ HEVC。2つのEthernetを束ねることで、最大2Gbit通信で遅延のない配信が行なえるとする。

動画のトランスコード配信のイメージ

 クラウドサービス「ReadyCLOUD」を使い、外出先からホームネットワーク内のReadyNASに保存したデータにアクセス可能。iOS/Androidデバイス用の専用アプリも用意し、スマートフォンなどで音楽、写真、動画などの再生・保存・共有が行なえる。

 RAIDレベルは、4ベイモデルがRAID 0/1/5/6/10、2ベイモデルがRAID 0/1に対応。ファイルシステムは「BtrFS」で、スナップショット機能を搭載。NAS上のデータ変更を自動的に記録し、誤って削除してしまったデータなどを復元できる。

 インターフェイスはEthernet×2、USB 3.0×3、eSATA×1。外形寸法/重量は4ベイモデルが134×223×205mm(幅×奥行き×高さ)/4.02kg、2ベイモデルが101×220×142mm(同)/2.03kg。

(庄司亮一)