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ザイン、8K対応の機器内インターフェイス「V-by-One US」策定

 ザインエレクトロニクスは、8K以上の高解像度映像用インターフェイス技術「V-by-One US」の規格を策定し、2016年第3四半期を目処にリリースする。

 V-by-One USは、8Kに対応した映像機器向けの機器内部のインターフェイス技術として提案。同社では4Kテレビの機器内インターフェイスのデファクトスタンダード「V-by-One HS」などを手がけているが、より高速な新インターフェイスとしてV-by One USを展開する。

 独自の高速伝送技術を発展させ、1レーン当たり最高16Gbpsの伝送速度を実現。これにより4K映像対応のV-by-One HSに比べ、4倍の高速化を実現。さらに、ケーブル本数を増加させず、少ないケーブル本数で8K映像システムが実現できるという。なお、4K映像システムにおいてもV-by-One USを適用することで、ケーブルやコネクタのコスト削減が期待できるとする。

V-by-One USと従来技術の比較
インター
フェイス
伝送速度4K伝送時
ケーブル本数
8K伝送時
ケーブル本数
V-by-One US16Gbps2対8対
V-by-One HS4Gbps8対32対
LVDS0.5Gbps程度48対192対

(臼田勤哉)