ニュース

リコー、204度超広角や4K/30p対応の防水・耐衝撃アクションカメラ

 リコーイメージングは、4K動画対応で防水/耐衝撃性を備えたアクションカメラ「RICOH WG-M2」を3月18日より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は4万円台後半。カラーはオレンジとシルバーの2色。

RICOH WG-M2(オレンジ)

 2014年10月発売の防水/耐衝撃デジタルカメラ「WG-M1」の上位モデルとなり、新たに4K/30p動画撮影に対応した。また、WG-M2では動画撮影時の画角は最大204度のWideと、日常的な動画で使いやすいという約151度のNarrowの2種類から選択可能となり、Narrow選択時には電子式の手ブレ補正も利用できる。

RICOH WG-M2(シルバー)

 撮像素子は1/2.3型のCMOSで、有効画素数は800万画素。記録モードは4K(3,840×2,160ドット/30fps)と、Full HD(1,920×1,080/60fps、30fps)、HD(1,280×720/120fps、60fps、30fps)が選択可能。4K記録時には100Mbpsのハイビットレート撮影が可能。記録形式はMPEG-4 AVC/H.264のMOVで、音声はPCMステレオ。

 Wideの画角はアクションカメラで最も広いもので、遠近感が強調された迫力ある映像を高ビットレートで記録できるという。またタイムラプス動画に対応し、30/60/150倍速撮影が可能。長時間のツーリング等を早送りで再生するときなどに利用できるという。

 5/10/25分ごとにファイルを作成しながら録画するエンドレス録画や、動きの早いアクションをスローモーションのように再生できるハイスピード動画にも対応する。

 最高8メガピクセルの写真撮影にも対応し、画角はWideが約202度、Narrowが約150度となる。

 本体だけで、水深20mの防水性能と高さ2mからの耐落下衝撃性能、マイナス10度の耐寒性能を有しており、ハウジングケース無しに撮影が行なえる。防水性能はWG-M1の水深10mから20mまで強化されている。

 また、動画ボタンを押すとカメラ本体が振動して動画撮影開始/終了を伝えるバイブレーション機能も新搭載。カメラを縦位置に装着しても、横位置画像として記録できるカメラ姿勢切替機能や、カメラ内での動画分割や静止画保存(最高4K)が可能な動画編集機能も新たに採用された。

 水中撮影向けのホワイトバランス調整にも対応。エフェクト機能も搭載し、動画撮影前に選んだ、鮮やか、ナチュラル、モノトーン、シェーディング、銀残し、ハードモノクローム、ハイコントラストなどの効果を活かした撮影が行なえる。風切音の低減機能も搭載している。

 本体に1.5型/11.5万画素のカラー液晶を装備し、撮影時の構図確認や、撮影した動画や静止画の確認などが可能。底面には3脚座を備えている。

 IEEE 802.b/g/nの無線LAN機能も搭載し、専用アプリ「Image Sync」により、ライブビュー表示やホワイトバランス、ISO感度、露出補正などの設定が可能。1080/30fps、720/30fps設定時には、動画記録中の映像をスマートフォンなどでリアルタイムにプレビューして撮影できる。4Kや60fps撮影中のプレビューは不可。また、WG-M2で録画した動画や写真をスマホやタブレットに転送、保存し、SNSアップロードなども行なえる。

 本体にUSB 2.0やHDMI出力(Type D)を装備。記録メディアは68MBの内蔵メモリとmicroSDカード(microSDXC対応)。リチウムイオンバッテリ「DBI-68」を採用。動画撮影時間は約80分(4K・Fine)、動画再生時間約160時間(4K・Fine)。静止画撮影は約450枚。外形寸法は57.4×77.8×34.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約114g(本体のみ)/約136g(メモリーカード、レンズプロテクタO-LP1631装着時)。

 別売アクセサリとして、ベルトやバックパックに装着できるカメラケース「O-CC163」(3,900円)や、プロテクタージャケット「O-CC1631」(3,200円)も近日発売予定。

(臼田勤哉)