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ピクセラのUSB TVチューナで録画した番組が、チューナいらずで再生可能に

 ピクセラは7日、USB接続のWindows向け3波テレビチューナ「PIX-DT295」で録画した番組を、チューナを接続しなくても再生できるようにするアップデータを公開した。ノートPCで利用する際、チューナを持って出かけなくても、外出先で録画番組を再生できるようになる。

USB接続のWindows向け3波テレビチューナ「PIX-DT295」。2月の説明会で行なわれた、チューナを接続せずに録画番組を再生するデモで撮影したもの

 「PIX-DT295」で録画や視聴に利用する「StationTV X」が、バージョン1.02.1209.2にアップデート。「パソコン持ち出し再生機能」に対応した。従来は録画した番組がチューナとPCに紐付けられていたため、再生する際にチューナを接続する必要があった。アップデートにより、紐付け先をPCとHDDとする事で、ARIBの要件を満たしながら、チューナを接続していなくても録画番組を再生できるようになる。

 なお、この機能を利用する場合は、録画時に「パソコン持ち出し再生用」として録画する必要がある。また、パソコン持ち出し再生用として録画した番組は、ダビング10番組の場合、9回までコピーで書き出せるが、ムーブはできない。コピーワンス番組の場合もムーブはできない。

 アップデートでは他にも、SeeQVaultの書き出し先にXFSフォーマットされたHDDを追加。パフォーマンスや使い勝手に関する改善を行ない、安定性も向上している。

(山崎健太郎)