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ヒビノがエレクトリを完全子会社化。コンサートホールなどへのAV設備事業強化

 ヒビノは11日、McIntoshやMAGICOなどの海外オーディオブランドを扱うエレクトリを、完全子会社化すると発表した。エレクトリの発行済株式120,000株全てを取得する。取得価額は概算で1億8,500万円。取得は4月1日の予定。これにより、エレクトリはヒビノの連結子会社となる。

 ヒビノの主な事業は、音響機器の販売、映像製品の開発・製造・販売、コンサート・イベントの音響・映像サービス。具体的には、海外のプロ用音響機器の輸入販売を行ない、放送局やスタジオ、ホールや映画館、ライブハウスなどのニーズに合った音響システムも提供している。

 エレクトリは、業務用音響・映像・制御機器、ハイエンドオーディオ機器の輸入販売を手掛けており、McIntosh、MAGICO、HEGEL、PASSなど複数のブランドの輸入総代理権を所有。学校や官公庁、企業の会議室、ホテル、エンターテインメント施設への豊富な納入実績がある。

 ヒビノは中期経営計画「ビジョン 300」で、M&Aによる成長戦略を掲げており、エレクトリを子会社化する事で、AV設備市場における事業強化、顧客への提案力強化を図るとしている。

(山崎健太郎)