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おもいでばこ、リコーTHETAの全天球写真取り込み対応。テレビやスマホで360度表示

 バッファローは、デジカメやスマートフォンなどの写真や動画を取り込んで、テレビなどで閲覧できる「おもいでばこ」PD-1000シリーズ用の最新ファームウェアVer.1.30を3月15日提供開始した。新たに、リコーの全天球カメラ「RICOH THETA」で撮影した全天球イメージを取り込んで、テレビやスマホなどで表示可能になる。このほかにも、スライドショー時に「フルサイズ」のエフェクトを4種類追加するなど、機能強化を行なっている。

RICOH THETAで撮影した全天球写真を、おもいでばこを使ってテレビに表示

 「RICOH THETA」で撮影した全天球イメージをおもいでばこに取り込み、テレビやスマホなどで360度の全天球写真として閲覧可能になる。対応機種はTHETA S、THETA m15、THETAの3モデル。対象となるのは静止画のみで、動画は、全天球として閲覧することはできない。

 また、スライドショーで使用する写真の切り替え効果に、「フルサイズ」効果を4種類追加。テレビで全画面表示した写真やPOPのスライドショーで、多様な演出が可能になる。

おもいでばこ PD-1000シリーズ

 さらに、2月15日に発表した「おもいでばこサイネージセット」(PD-1000-F64B)に提供されるサイネージ運用向けの新機能も追加。スマホ/タブレットで作成したPNG形式のスクリーンショットを、おもいでばこへ取り込める「スクリーンショットとりこみ」や、誤動作を防ぐ「おもいでばこロック」などの機能も利用可能になる。

 今回のアップデートに合わせ、iOS/Android用「おもいでばこアプリ」のVer.4.1.0もApp Store/Google Playで提供開始。新機能の全天球ビューに対応するほか、写真や動画、スクリーンショットを取り込む時に「おもいでばこ」の電源が切れていても、アプリから電源を入れられる機能が追加される。なお、今回のアップデートに対応したMac版「おもいでばこアプリ」も近日公開予定としている。

Ver.1.30アップデート内容

・「RICOH THETA」の全天球イメージに対応
・写真きりかえ効果「フルサイズ」対応
・意図しないスライドショー停止を防止する「おもいでばこロック」機能
・縦置きのディスプレイにも、向きを合わせてスライドショーが可能
・iOS/Android用「おもいでばこアプリ(Ver.4.1.0以降)」から、スクリーンショットの取り込み
・無線アクセスポイント(SSID)の手動選択設定
・Wi-Fi接続設定で、複数の接続設定を記憶可能
・ファイル名/概算ファイルサイズの表示

(中林暁)