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ソフトバンクが音楽・映像配信「UULA」を手放す。エイベックスデジタル100%子会社に

 ソフトバンクとエイベックス・グループが共同運営してきた音楽・映像配信サービス「UULA」の共同事業を解消し、UULA運営会社の株式会社UULAを、3月31日からはエイベックスデジタル100%子会社とすることを決めた。

 従来はエイベックスデジタル(ADG)がUULA発行済み株式の60%を、ソフトバンクグループが同40%を保有していたが、3月31日を持ってADGが100%を取得。ADGの100%子会社としてUULAを運営する。なお、UULA事業の開始時に、ソフトバンク(旧ソフトバンクモバイル)とUULA間で締結した「共同事業に関する基本契約書」に基づき、ソフトバンクからUULAに20億円を支払うことで合意。エイベックスホールディングスの'16年度決算において、特別利益として計上する。

 なお、共同事業解消後のUULA事業は、引き続き株式会社UULAが主体的に運営し、サービスを継続するとしている。

 UULAは、映画やドラマ、アニメなどの映像コンテンツや、ミュージックビデオ、アーティストのライブ映像といった音楽コンテンツなどをスマートフォンで楽しめるサービス。料金は月額467円。

(臼田勤哉)