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ASUSTOR、4K対応のHDMI搭載NASケース。クアッドコアCPUで高速化
(2016/3/31 18:39)
ASUSTORは、4K対応のHDMI出力を備えたホームユース向けNASケース2製品を4月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格(税込)は4ベイ「AS3204T」が59,800円前後、2ベイ「AS3202T」が39,800円前後。
HDMI出力(HDMI 1.4b)を1系統装備し、4Kテレビなどに4K映像を出力できるNASケース。既発売「AS31」シリーズ(AS3104T/3102T)の上位モデルという位置づけで、CPUには新たにクアッドコアの1.6GHz Celeron(従来機はデュアルコアの1.6GHz Celeron)を採用。メモリはデュアルチャンネルの2GBで、読み込み速度が112MB/s超、書き込み速度が110MB/s超を実現(RAID 1構成)。システム全体の処理性能を強化し、グラフィックスの処理速度を向上させている。
4ベイモデルは3.5インチHDDを4台内蔵でき、2ベイモデルは2台内蔵可能(HDDは別売)。HDDの着脱は工具を使わずに行なえる。RAID構築が可能で、4ベイモデルはRAID 0/1/5/6/10、JBOD、Single diskに対応し、最大32TB(8TB×4台)のストレージを構築できる。2ベイモデルはRAID 0/1、JBOD、Single diskに対応する。
独自の組み込みHyper-Transcodingテクノロジーを使った「メディアコンバーター」を搭載。NASに保存した動画ファイルを最大1080pのMPEG-4 AVC/H.264に自動変換でき、同テクノロジーを使わない場合より10倍早く変換作業が終了する。変換処理はバックグラウンドで行なわれる。
OSは独自のADM 2.5.4以降を搭載。ベータ版のファームウェアも公開されており、最新のADM 2.6には「ASUSTOR Portal Webアプリケーション」のアップグレードが含まれるほか、YouTubeの1080p再生性能を改善。NetflixやVimeoなど、さまざまな動画配信サービスにも対応できる。そのほか、従来機から引き続き「App Central」に対応。UPnPメディアサーバーやiTunesサーバーなどのアプリを追加インストールできる。
セキュリティ機能としてハードウェア暗号化エンジンを備え、Intel ASES-NI暗号化機能をサポート。暗号化されたデータの高速な読み取り/書き込みも行なえるとする。
インターフェイスはHDMI×1、USB 3.0×3、Ethernet×1。外形寸法/重量は4ベイモデルが164×218×165mm(幅×奥行き×高さ)/1.6kgで、2ベイモデルは102×218×165mm(同)/1.17kg。
対応OSはWindows XP/Vista/7/8、Mac OS X 10.6以降、UNIX、Linux、BSD。Windows Server 2003/2008/2012にも対応する。