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Pioneer DJの新モニターヘッドフォン。40kHz対応のHRM-6、12,000円のHRM-5

 Pioneer DJは、40kHzまでの再生が可能なモデルなど、モニターヘッドフォン2機種を6月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「HRM-6」が18,000円前後、「HRM-5」が12,000円前後。

左から「HRM-6」、「HRM-5」

 ハイレゾ音源など、高解像度な音源をモニタリングするために開発された「HRM-7」(実売2万円前後/発売中)の下位モデルに位置づけられる。

 どちらのモデルも40mm径ドライバを搭載しているが、同じドライバではなく、HRM-6は、軽量のCCAW(銅被覆アルミニウム線)ボイスコイルを使った新開発HDドライバで、5Hz~40kHzまでの再生に対応。最大入力2,000mWの高耐入力仕様となっており、大きな信号を入力しても音の歪みを抑制する。インピーダンスは45Ω、出力音圧レベルは102dB/mW。

 HRM-5は、軽量のCCAWボイスコイルを使った新開発ドライバで、再生帯域は5Hz~30kHz、最大入力は1,700mWとなっている。インピーダンスは32Ω、出力音圧レベルは100dB/mW。

右端にあるのが新開発ドライバ

 両モデルとも、ハウジング上部にバスレフ方式のチャンバー(空気室)を設け、低域のレスポンス向上と高い遮音性を実現。HRM-6は剛性の高いアルミプレートによる2層制振構造となっており、ハウジング部の不要共振を大幅に低減。クリアな中低域再生ができるという。

ハウジング上部にバスレフ方式のチャンバーを配置。低域のレスポンス向上と高い遮音性を実現している

 スイーベル機構や折畳み機構も採用。ヘッドバンドは剛性の高いステンレス製、スイーベルホルダーにはアルミダイキャストを使っている。

 ケーブルは着脱可能。HRM-5は、レコーディングやミキシングで使用できる1.2mカールケーブル(伸張時3m)と、3mストレートケーブルの2本を同梱。HRM-6はそれに加え、外出先などで使用できる1.2mストレートケーブルも付属する。

 キャリングポーチや金メッキ仕上げの6.3mm変換プラグも同梱。別売で、交換用のケーブルとイヤーパッドも用意する。ケーブルを省いた重量は、HRM-6が265g、HRM-5が260g。

HRM-6には1.2mカールケーブル、3mストレートケーブル、1.2mストレートケーブルが付属する
Pioneer DJ HRM-6/5 Official Introduction

(山崎健太郎)