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e☆イヤホン、新ブランドORIVETIのハイブリッドイヤフォン「PRIMACY」を独占先行販売
(2016/4/8 13:12)
イヤフォン・ヘッドフォン専門店、e☆イヤホンは、新ブランドORIVETI(オリベッティ)の第1弾イヤフォン「PRIMACY」(プリマシー)を、4月9日にe☆イヤホン独占先行販売する。価格は42,980円(税込)で、店頭とWebで販売する。
2015年に中国の深センで創業したブランド。創業1年目の新進気鋭ブランドだが、業界での経験が豊富なデザイナー、エンジニア、マーケティングスタッフが参加しているという。
イヤフォンのPRIMACYは、バランスドアーマチュア(BA)ユニット×2、ダイナミック型ユニット×1を搭載したハイブリッド型。ダイナミック型は8.6mm径。感度は102±2dB、インピーダンスは110Ω。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。
筐体は丸みを帯びたデザイン。ケーブルは着脱可能。MMCX端子を採用している。付属のケーブルは1.3mで、ステレオミニ入力。“e☆イヤホン特別限定アップグレード仕様”というケーブルで、銀メッキ銅線、8線の編込みで構成している。耳かけ装着する際に利用できるハンガーも付属。
標準プラグへの変換コネクタ、航空機用プラグアダプタ、クリーニングツール、ケースも同梱。付属のイヤーピースはL/M/S/XSで、フォームタイプもMサイズを2セット付属する。
音を聴いてみる
ハウジングはコンパクトながら、滑らかな曲線を持った形状で、金属筐体の質感もあり、存在感のあるイヤフォンだ。コンパクトであるため、装着した際に、耳の周囲の異物感も少ない。
「藤田恵美/camomile Best Audio」から「Best of My Love」を再音すると、ハイブリッド型らしい、ダイナミック型ユニットならではのゆったりとしたベースの低域が心地よい。金属筐体のためか、余分な響きの膨らみも抑えられており、適度な締りもある。音像がボワッと膨張しないので、クリアな低域が楽しめる。
中高域にも付帯音は少なく、シャープな描写。「茅原実里/この世界は僕らを待っていた」を聴くと、ちょっと高域がキツ目で、音像の輪郭が強調されるきらいがある。細かな音が聴こえるのでBAらしくて良いが、もう少し穏やかな音が好みという人もいるだろう。このあたりはエージングが進めば変化しそうだ。また、ケーブル交換が可能なので、ケーブルで好みの音を追求するのも良いだろう。
低域にタイトさがあるので、シャープな中高域とのマッチングは悪くない。ハイブリッド型では、ダイナミック型とBAの音の繋がりが悪く、分離したように聴こえてしまうモデルもあるが、「PRIMACY」の場合は繋がりの自然さがある。第1弾ながら、手慣れた印象も受けるイヤフォンだ。