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ツァイス、写真用レンズをシネマ用に変えるフォーカス用アダプタ「Lens Gear」

 カールツァイスは、写真用レンズに取り付ける事で、シネマ用として精緻なフォーカシングを可能にするというアダプタ「ZEISS Lens Gear」を5月下旬に発売する。フォーカスリング径が60~93mmのレンズで利用可能。価格は、Mini(62~69mm用)が20,600円、Small(71~77mm用)が21,800円、Medium(78~84mm用)が22,900円、Large(86~93mm用)が24,100円。

「ZEISS Lens Gear」使用イメージ

 取り付ける事で細かなフォーカス操作が可能になるというもので、ギアのピッチはシネマレンズ標準仕様の0.8mm。マニュアルのフォローフォーカス、電動フォーカスモーター、写真用レンズでも利用可能。

 ツァイスのOtusやMilvus、Loxiaだけでなく、フォーカスリング径が60~93mmであれば他社のレンズにも取り付け可能。ただし、形状によっては装着できないものもあるという。

 付属のノンスリップゴムシート(GumGum)と、ギアの上下のリングを逆回転させると内径のサイズが変えられる。この機構を活かし、ギアの内径をより小さくして、よりリング径が小さなレンズでも利用できるようになる。金属製ピント環への着脱キズも防止できる。

ZEISS Lens Gear
OtusやMilvus、Loxiaに取り付けたところ

 取り付けと着脱に工具は不要で、何回でも着脱できるという。アルミニウム製で、一般的なフレキシブルギアと異なり、撮影時に邪魔なギアの余り部分は出ず、軽量・強靭で耐久性にも優れるという。

(山崎健太郎)