レビュー

人気ハイレゾポータブルのニューフェイス「AK100II/AK120II」速攻試聴。最上位AK240に肉薄!?

 iriver Astell&Kernのハイレゾポータブルプレーヤーの新機種「AK100II」、「AK120II」。5月15日に基本仕様が発表され、気になる日本での価格については「AK120II」が直販価格208,000円(税込)で、6月13日に発売される。「AK100II」は7月中旬頃の発売予定だ。

左がAK120II、右がAK100II

 DSDを含めたハイレゾ音楽ファイルの再生に幅広く対応し、音質面でも評価の高いAKシリーズ。昨年は超弩級と言ってもいいフラッグシップ「AK240」(直販税込:293,143円)が登場して大きな話題となったが、約30万円はちょっと手が届かないという人も多いだろう。そんな中、登場するAK100II、AK120IIが注目モデルとなるのは自然な流れだ。

 ではAK240と比べ、音質はどのように違うのだろうか? また、AKシリーズの中でこれら2機種の立ち位置はどのようなものなのだろうか?

 短時間ではあるが、販売元のアユートに潜入。AK100II、AK120IIを試聴できた。AK100/AK120やAK240も持参。それらとの音の違いもレポートする。また、気になるポイントについて、iriver本社のVice President James Lee氏と、アユートの営業部 マーケティンググループの藤川真人氏にお話も伺った。

AK240とAK100II/AK120IIは何が違うのか?

右からiriverのVice President James Lee氏、アユートの営業部 マーケティンググループの藤川真人氏

 基本的な情報をおさらいしておこう。新製品のモデル名は「AK120II 128GB ストーンシルバー」、「AK100II 64GB スモーキーブルー」の2つだ。それぞれ呼び方は「エイケーヒャクニジュウツー/ヒャクツー」だ。

 型番だけ見ると、つい「マークツー」と呼びたくなるが、御存知の通り「AK100」には日本限定発売の音質強化型モデルとして、出力インピーダンスを22Ωから3Ωに変更した「AK100 MKII」という製品が存在する。そのため、今回の新機種は「マークツー」ではなく「ツー」なのだ。

 名前はどうあれ、「AK100」、「AK120」の後継機種と思えるが、iriverではこれらを“第2世代モデル”と位置づけ、従来のAK100/120も併売する予定だ。AK100II/120IIになって進化したポイントも多いが、そもそもサイズや価格の違いなどもあるので、どちらも選べるのは嬉しいポイントだろう。

左がAK120II、右がAK120
左がAK100II、右がAK100
AKシリーズを並べたところ。左からAK100、120、100II、120II、240だ

 まずは、AK100II/120IIの仕様を、機種ごとの違い、そして上位モデルとなるAK240との違いを念頭に紹介する。本来であればAK100/120と比較すべきだが、DACやOSがガラリと変わり、AK100/120から進化というよりも、AK240の流れを受けた部分が多いため、AK240と比較した方がわかりやすいためだ。

 James氏によれば、AK240も含め、AndroidベースのOSを採用した大きな理由は、無線LANへの対応を実現するためだという。韓国向けには、iriver自身が運営しているハイレゾ音楽配信サービスが実施されており、プレーヤー本体から楽曲の購入・ダウンロードが可能になっている。日本での今後の対応も期待したいところだ。

 また、藤川氏によれば、Androidベースとする事で、ソフトウェアキーボードによる文字入力による楽曲検索や多言語への対応なども実現できたという。こうした高機能化が、比較的容易にできるようになったのが、Androidベースになった利点と言えるだろう。

モデル名 AK120II AK100II AK240(参考)
直販価格
(税込)
208,000円 未発表 293,143円
ディスプレイ 3.31型有機EL
480×800ドット
3.31型有機EL
480×800ドット
3.31型有機EL
480×800ドット
DAC CS4398×2 CS4398×1 CS4398×2
PCM再生 最高384kHz/32bit
※ダウンコンバート再生
最高384kHz/32bit
※ダウンコンバート再生
最高384kHz/32bit
(DXD WAV)
※ファーム1.11
※ダウンコンバート再生
DSD再生 PCM変換 PCM変換 ネイティブ
USB DAC PCM 最高96kHz/24bit
DSD 5.6MHz
(PCM 96kHz/24bit変換再生)
PCM 最高96kHz/24bit
DSD 5.6MHz
(PCM 96kHz/24bit変換再生)
PCM 最高192kHz/24bit
DSD 5.6MHz
内蔵メモリ 128GB 64GB 256GB
microSDスロット 1基
最大128GB
1基
最大128GB
1基
最大128GB
バッテリ容量 3,250mAh 3,150mAh 3,250mAh
本体素材 アルミニウム アルミニウム ジュラルミン
カーボンプレート
外形寸法
(縦×横×厚さ)
118×55×14.9mm 111×55×14.9mm 107×66×17.5mm
重量 177g 170g 185g

 3機種に共通する特徴は、通常のステレオミニヘッドフォン出力に加え、2.5mmマイクロミニの4極バランス出力も装備している事。バランス駆動対応のヘッドフォン/イヤフォンに、対応のケーブルを用意すれば、ポータブル環境でもバランス駆動が楽しめる。これまではAK240の特権だったが、AK100II/120IIでより身近になるわけだ。人気プレーヤーのバランス駆動対応の拡充は、リケーブルやイヤフォン/ヘッドフォン市場にも影響を与えそうだ。

 藤川氏は、AK240も含め、バランス駆動への対応には、日本市場も深く関連しているという。「バランス駆動は日本市場を中心に盛り上がっていますが、AK240にバランス出力がついたのが、そもそもそうした日本市場のニーズに応えるためです。その反響も受け、AK100II/120IIにもバランス駆動が継承されています」とのこと。

 なお、ステレオミニの出力は光デジタル出力も兼ねている。屋内で外部DACと組み合わせたり、屋外でDAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプとデジタル接続し、さらなるグレードアップも図れるわけだ。

AK120II
AK120IIの背面
AK120IIの上部。光デジタル出力兼用のアンバランス出力に加え、バランス出力も備えている

 出力インピーダンスは、AK100II/120IIのどちらも1Ω(バランス)、2Ω(アンバランス)で、AK240(バランス1Ω/アンバラ2Ω)と同じだ。AK120はアンバラ3Ω、AK100はアンバラ22Ω、AK100mk2は3Ωだ。新モデルでは出力インピーダンスを低くする事で、様々なヘッドフォン/イヤフォンと組み合わせやすくなっている。

 前述の通り、OSはAndroidをベースにしてはいるが、独自に作られたものなので、一般的なAndroidスマートフォンのようなUIをイメージすると大きく異なる。ホーム画面が表示され、そこからフォルダやプレイリスト、アーティストといったボタンにタッチ、楽曲を探せる。アプリのアイコンが並んではおらず、良い意味でシンプルなミュージックプレーヤーのUIだ。

 しかし、楽曲をタップして“掴み”、プレイリストにドロップしてリストに追加したり、画面の上から下にフリックすると、各種設定に簡単にアクセスできるメニューが下りて来たりと、Androidっぽい操作もある。純粋な音楽プレーヤーらしい洗練された操作と、タッチパネルを活用した直感的な操作が融合した、完成度の高いUIだ。また、AKシリーズのトレードマークである物理的なボリュームダイヤルが右側面に搭載されているのも従来機種と同じ。画面を見ず、タッチもせず、ポケットの中でも用意にボリュームコントロールができるのが利点だ。

AK120IIを操作しているところ。AndroidベースのOSを採用している

 3機種の大きな違いは内蔵メモリの容量。AK240は256GBだが、AK120IIは128GB、AK100IIは64GBとなっている。ただ、3機種ともmicroSDスロットを1基搭載しており、最大128GBまでのカードまで挿入できるようになっている。持ち歩くライブラリのサイズに合わせて選びたいところだ。

 DACはシーラス・ロジックの「CS4398」で共通しているが、モデルによって個数が異なる。AK100IIは1基、AK120IIとAK240はデュアルDACとなっている。また、AK120IIとAK240は続くアンプ部分もデュアルDACにあわせ、左右独立したディスクリート構成のアンプを採用している。

 再生可能なファイルに違いはない。WAV、FLAC、WMA、MP3、OGG、APE(Normal/High/Fast)、AAC、Apple Lossless、AIFFとDSDのDFF/DSF。FLAC/WAV/Apple Lossless/AIFFは384kHz/32bit Float/integerまで再生可能だ。ただし、384kHzは192kHz、352.8kHzは176.4kHzへ、32bitは24bitへダウンコンバートしての再生となる。

 なおDSDは2.8/5.6MHzのファイルが再生できるが、AK100II/120IIでは、ネイティブ再生ではなく、PCMの176.4kHz/24bitに変換しながらの再生となる。対して、AK240はXMOSのチップを搭載し、DSDのネイティブ再生が可能。これが最上位モデルとの大きな違いだ。

 また、AKシリーズはPCとUSB接続し、USB DAC+ヘッドフォンアンプとしても利用できる。この際の動作にも少し違いがある。AK240はUSB DAC動作時もPCMで最高192kHz/24bit、DSD 5.6MHzまでの再生ができるが、AK100IIとAK120IIはPCMで最高96kHz/24bitまでとなり、DSDも5.6MHzまで再生は可能だが、PCMの96kHz/24bitに変換しながらの再生となる。

AK100II/AK120IIはスリムなデザインに

 その他の違いといえば、デザインや形状だろう。素材はAK240がジュラルミン、AK100II/120IIはアルミだ。触り比べると、AK240の方が表面が固く、引き締まった質感。ただ、アルミのAK100II/120IIも剛性が高く、凝縮感があり、高級感は十分。AK240と比べ、安っぽいという事はまったく無い。

AK120IIの底部。USB端子がある
左がAK120II、右がAK100II。厚みや横幅は同じだ
AK100IIにもバランス出力が搭載されている

 デザイン面は、縦長になっているのが特徴だ。AK240はライカのカメラなどを手掛けたデザイナーが担当し、斜め上から光を当て、地面に影が出たのを再現したようなユニークな形状だ。それに対して、AK100II/120IIはシンプルな縦長。有機ELのディスプレイサイズは同じだ。

 AK240とAK120IIを持ち比べてみると、ディスプレイ周囲の出っ張り部分をつかむようにホールドできるAK240に対し、AK120IIのスマートな筐体も握りやすく、スマホのような感覚でホールドできる。親指で操作する場合はAK240の方が、指が画面を隠す部分が少ない印象だが、片方の手でホールドしてもう片方の手で操作する時はAK120IIの方がシンプルでやりやすいように感じる。また、横幅がスリムなので、胸ポケットやジャケットの内ポケットなどへの出し入れも、AK120IIの方がやりやすい。

AK120II(左)とAK240(右)
横幅はAK120IIの方がスリムだ
左がAK100II、右がAK120II

 James氏によれば、AK100II/120IIのデザインは、iriverのデザインチームが担当したものだという。確かに表面のヘアライン仕上げも含め、AK100/120の延長にある雰囲気で、第1世代機を上に伸ばしたようなイメージだ。ちなみに、一見すると同じサイズに見えるが、並べてみるとAK120IIの方がわずかに背が高い。このサイズの違いは、搭載しているバッテリ容量やDACなど、パーツの違いによるものだという。

左がAK120、右がAK120II。ボリュームつまみの操作感もグレードアップした

 また、注目ポイントとしてJames氏は、AKシリーズのトレードマークと言える、右側面のボリュームつまみに触って欲しいという。AK100/120と、AK100II/120IIのつまみを回し較べてみると、回転の軽やかさ、カチカチと高精度に刻まれる心地よさが、AK100II/120IIではアップしている。個人的にAK240のつまみより、AK100II/120IIの方がグレードアップしていると感じる。回しているだけで気持ち良ので、無意味に触ってしまう。James氏によれば、高級時計の竜頭の構造を参考に、気持ちの良い“コリコリ感”を追求したという。

 ボリュームなんてボタンでもタッチスクリーンでも、増減できればなんでもいいという意見もあるかもしれないが、日常の利用で最も多く触れる部分でもある。それが心地よいか、快適かどうかは、その製品を使った生活の質そのものに影響する。こうした細かい部分にこだわるのは、ポータブル機器ながら、ピュアオーディオらしい一面と言っていいだろう。

 また、付属の保護ケースも異なる。AK240にはイタリア・MINERVA製のプレミアムレザーケースが付属しているが、AK120IIに付属するのはイタリアのブランド・BUTTEROのリアルレザーケースで、クロコダイル柄となる。AK100IIのケースは、イタリアン・ポリウレタンレザーだ。

AK120IIに付属するイタリアの皮革ブランド・BUTTEROのリアルレザーケース
AK100IIのケースはイタリアン・ポリウレタンレザー

音を聴き比べてみる

 まず、第1世代モデルと第2世代モデルを聴き比べてみよう。ヘッドフォンには「e☆イヤホン」の「SW-HP11」を使っている。アンバランス接続だ。

AK100II

 AK100とAK100IIの違いだが、まず出力インピーダンスが低くなっているので、低域の量感が薄く、高域寄りというAK100の印象とはガラリと違う。バランスの良い再生音だ。

 この変化方向はAK100とAK100 MKIIの違いと同じだが、AK100IIではDACが変わった事もあり、空間描写がより精密で、広くなった。ハイレゾ楽曲の細かなニュアンスが、より聴き取りやすい。また、アンプの違いによるものか、低域の安定感も増している。

 次に、第1世代のAK120にチェンジ。やはりデュアルDACの効果は絶大で、1つ1つの音が力強く押し出され、パワフルになる。にも関わらず、個々の音がくっついたり、埋もれたりせず、解像感を保ったまま勢いが増す。聴き取れる音の情報量が増えるため、音楽がより楽しくなる。低域の駆動力もあり、ノリの良い楽曲でボリュームを上げても疾走感が増し、不安定な印象は一切ない。あらためて、良く出来たプレーヤーだ。

 AK120IIに変更すると、上下のレンジが拡大。同時にモリモリ出ていた低域は少し控えめになり、“大人っぽい”サウンドになる。ただ、低域が出ていないわけではなく、膨らみが減って響きがタイトになり、分解能がアップしたため、そう感じるだけだ。

 中高域は音像の彫りが深くなり、音場も含め、立体的な描写になる。「藤田恵美/camomile Best Audio」の「Best OF My Love」のパーカッションが、本当に奥の奥から響いてくる。AK120と比べ、低域の派手さは抑えられたものの、基本的な再生能力がかなりクオリティアップしている事がわかる。なんというか、型番としてAK120からAK120IIというよりも、AK200とかAK220くらいを名乗るとシックリ来る感じがする。

 AK120IIとAK100IIを比べると、デュアルDACの効果が実感できる。DACが同じなのでワイドレンジでスッキリとした見通し、情報量の多いサウンド傾向は同じなのだが、AK120IIの方が音場が広く、低域の分解能も上。音に勢いがありつつ、腰が座った安定感もある。

AK120IIとAK240の違い

AK120II

 AK120IIの音は抜群に良い。これ単体で聴いていると、もう満足してしまうが、やはり兄貴分のAK240との違いも気になる。PCM 192kHz/24bitの「イーグルス/ホテル・カリフォルニア」を聴き比べてみた。

 この比較はすこぶる面白い。レンジの広さ、分解能の高さはかなり肉薄し、全体の音のトーンも当たり前だが良く似ている。AK240の方が、低域が少し強めで、全体的に重心が低く、ドッシリした音だ。音像の彫りもより深く、同時に高域はしなやかな質感がよく出ている。

 対するAK120IIは、低域がタイトで、低音がどんな音で構成されているのかが良く見える。中高域の抜けはどこまでもクリアで、雑味は一切無い。陰影やしなやかさよりも、高精細でシャープが印象に残るサウンドだ。

 ヴォーカルや弦楽器の質感や、音場の空気感といったニュアンスの面で、AK240の方が魅力的な音だ。だが、正直AK120IIも捨てがたい。ざっくり言えば、AK240はピュアオーディオライク、AK120IIはモニターライクな音だ。よりシャープな音でハイレゾの情報量を全部聴き取りたいという人であれば、AK120IIの方が気に入るかもしれない。

 極めて高い次元での、実に悩ましいバトルであり、AK240を聴いて「やっぱコレは別格だなぁ」と言った直後にAK120IIを聴いて「いや、これも良いなぁ」という往復を、何回も繰り返してしまった。ここまでくると、ユーザーの好みや、組み合わせるイヤフォン/ヘッドフォンとの相性で選んで問題ないだろう。

 もう1点気になるのは、DSDの再生能力。前述のように、AK240はネイティブ再生、AK120IIはPCMに変換しての再生となる。これでとのくらい音は違うのだろうか? DSDで録音されたSuaraのライヴ「DSD live session」から、「桜」(2.8Mz)を再生してみた。

 この比較も面白い。ギターとヴァイオリンをバックに、女性ヴォーカル1人というシンプルな楽曲だが、AK240で聴くと、ギターの弦の金属的な音、ヴァイオリンの弦のぬくもりが細かく聴き取れ、音楽全体が優しい雰囲気に包まれている。ハイレゾだからといって、音の輪郭にシャープネスがかかったようにはならず、音場と音像の境界線がなだらかで、生っぽく、音が固くなりすぎない。

 AK120IIは、本当に細かな音まで驚くほど良く聴き取れるのだが、輪郭がビシッと決まり過ぎて、AK240で感じた穏やかさが少ない。ギターの弦の音はやや硬質で、響きもタイト。DSD特有のアナログライクな質感や、フワッと収録現場の熱気が自分の周囲に流れてくるような空気感も、出てはいるのだが、AK240の方が感じ取りやすい。この違いはやはり、PCM楽曲でAK240とAK120IIを聴き比べた時よりも大きい。

各モデルが追求する音

屋内で、据置プレーヤーのように使う事も提案しているAK240にはアルミ製のスタンドも用意されている

 第2世代シリーズが追求した音について、藤川氏は「AKシリーズが追求しているのは原音に忠実な再生です。AK120を開発した後、どのように展開していくかを考え、辿り着いたのがAK240のDSDネイティブ再生と、バランス駆動でした。AK240は“Be the Ultimate”をテーマに掲げ、据置型プレーヤーとしても使えるクオリティを実現。ピュアオーディオにも挑戦したモデルです」。

 「一方でAK120IIは、AK120で打ち出した“スタジオリファレンスを持ち歩く”というテーマを踏襲し、“第2世代スタジオリファレンス”をテーマとしています。AK120から進化しながら、フラットなサウンドを追求しているのは変わりません。AK100IIのテーマは“DAPのニュースタンダード”、原音に忠実なサウンドを追求しながら、オーディオファンを満足させる音質を実現しました」という。確かにAK120IIとAK240の音の違いには、そうした追求する音の違いを感じる事ができた。

AK120/100IIにマッチしたスタンドも発見。発売するかどうかは未定だが、AK120/100IIでも据置型としての利用提案がされるようだ

 先ほどAK240とAK120IIの音の違いもレポートしたが、AK120II自体、非常に音の良いプレーヤーだ。AK240という、ある種“別格”的なプレーヤー比較した場合、細かい点に気づくだけであって、AK120IIだけを聴いているぶんには、正直言って音質的に何ら不満はない。

 価格を比べるとAK120IIが直販税込208,000円、AK240が同293,143円と、差額は85,000円と小さくはない。ただ、「ここまで来たらAK240に行ってしまおうか」という気持ちもある。音質の違いと価格差をどう感じるかがポイントだ。良し悪しというよりも、傾向の違いなので、値段の上下に引っ張られず、求める音と近いプレーヤーを選ぶべきだろう。同時に、遅れて登場するAK100IIの価格にも注目したい。

(山崎健太郎)