西田宗千佳の
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「ライブ」を実現したtorneのTwitter連携の秘密

~PSN連携や表示に工夫。SCE開発者インタビュー~


左から西沢氏、石塚氏、渋谷氏

 12月15日、PlayStation 3(PS3)用のテレビチューナキット「torne(トルネ)」がアップデートされ、「2.10“ライブ”」になった。“ライブ”に込められた意味はなにか? その機能の詳細などについて、SCE開発陣にインタビューを行なった。

 今回、対応いただいたのは、ソニー・コンピュータエンタテインメント 商品企画部 企画3課課長の渋谷清人氏、ソフトウエアソリューション開発部 2課1グループの石塚健作氏、JAPANスタジオ 制作部ゲームデザイングループ クリエイティブディレクターの西沢学氏の3名だ。



■ 目指したのは「ソーシャル」で「ハードルの低い」コミュニケーション

SCE JAPANスタジオ 制作部ゲームデザイングループ クリエイティブディレクターの西沢学氏

「2.10“ライブ”の“ライブ”というのは、Twitterに対応した、という意味です」

 取材の冒頭、西沢氏はそう説明した。

 今回のアップデートのコアは、Twitter(ツイッター)とテレビ画面を同時に表示する機能にある。細かな改善もあるが、やはり中核はTwitterとの連携だ。画面を見ていただければおわかりのように、テレビ放送の画面の右に、Twitterのタイムライン(TL)が流れるようになっている。放送と同時にTLを追っていくことができる。

 もちろんPS3からツイート・リツイートもできる。ソフトウエアキーボードはもちろん、USBキーボードでもいい。2.10ではUSBキーボード向けに操作を追加してあるため、ほとんどの操作がUSBキーボードだけで行なえる。ネットゲームなどのためにUSBキーボードをPS3に繋いで利用している人には便利な改良といえる。なお、公式にはUSBキーボードのみの対応で、動作保証はなされていないが、Bluetoothキーボードであっても、おおむね同じような動作になると考えていい。

TLは画面の右側に表示され、同じチャンネルを見ている人と「感想」「実況」を共有できるPS3からももちろんつぶやける。ソフトウエアキーボードも利用できるが、きちんとつぶやくならキーボードを併用した方がいい

西沢氏(以下敬称略):2.10「ライブ」とあえて名前をつけているわけですが、これはTwitterとの連携を実現して、「実況テレビ」のようなものを実現するのが目玉です。

 ソーシャルな機能を搭載するということは、最初の段階から想定していたことです。ソーシャルなテレビ体験をさせたいね、とは考えていました。とはいえ、まず基本的なところが大事だろうと考え、最初のバージョンでは搭載しなかったんです。

 チャットのようなサービスというのは、どのくらいのコミュニケーションの「強さ」であるかが大切です。そこであまり強めず、ハードルを低くして「つながっている感」が出せれば、と考えました。そこに一番ヒットしたのがTwitterということになります。

ソフトウエアソリューション開発部 2課1グループ石塚氏

石塚:コミュニケーション、という要素の計画は最初からあったんです。でもその中には「身近な人とのコミュニケーション」と「ソーシャルコミュニケーション」があります。それらはユーザーにとって違うものであるはずです。

 チャットのようなコミュニケーションは、最初に使っていただける「範囲」が狭くなってしまいます。みんなが(同じ機器を)もっていないといけないので、コミュニケーションの幅が狭まって面白くないのでは、と考えたんです。ですから今回はまず「ソーシャルな方」をやろう、ということになりました。

 Twitterに関しても、おそらくtorneで利用する方はほとんどが「ROM」でしょう。それでも、他の機器でもtorneを介してどのようなコミュニケーションが行なわれているかがわかります。それを面白い、と思ってもらえれば、使ってもらえるし、伝わっていくかな、と考えたのです。


商品企画部 企画3課課長 渋谷氏

渋谷:ここが重要なんですけど、別にTwitterのアカウントを持っていなくても、今回のサービスは楽しんでいただけます。また、この機能を使わなくても別にかまわない。でも、一度みていただければ、面白い、ということがわかっていただけると思うんです。

 実は、この機能を使って国会中継を見たんですが、これが面白い(笑)。Twitterでのつっこみを見ながらだと、国会中継があんなにエンターテインメントになるんだ、と驚きました。みなさんにもそういう体験をしていただきたいんです。

 ここで疑問が一つある。ソーシャルなサービスは数ある。実況系も、ニコニコ動画や2ちゃんねるなどだってある。その中からTwitterを選んだ理由はなんなのだろうか?

石塚:Twitterでなくてもよかった、というのは事実です。Twitterが、今一番、我々の求めるところに合っていた、というのが答えになるでしょうか。2ちゃんねるなどだと匿名性の問題もあり、荒れてしまうのではないか、という心配もありました。Twitterならば、フォロワーもいるのであまり極端な言葉は出ないだろう、という読みもあります。

 torneだけでこういうことをやりたい場合、普通は自前でサーバーを立ててやる、ということが多いのです。でも、今回はそうしませんでした。理由は二つあります。一つは、自分達でコストを持つのが大変である、ということ。そしてもう一つは、torneを持っていない人にも(torneを介して話された情報が)伝わっていく、ということです。広がりが欲しい、という気持ちでこれを選んだ、ということはあります。

torneとPlayStation 3

西沢:テスト中に、サッカーの日本代表戦を観ていたんです。そうすると、放送局のハッシュタグがあって、さらに「#daihyo」というタグもあったんです。ここにさらに潜っていくと、テレビの前でなく「スタジアム」からつぶやいている人のつぶやきも見えてきたんです。テレビの前にいる人、torneを使っている人だけでなく、リアルなスタジアムにいる人も一体になって、場所が違っても「つぶやき」で体験が共有できる、といった感覚はすごく面白いと思いました。

石塚:「誰々がアップしはじめたぞ」といった、現地でないと分からないことがつぶやかれたり、画像とかが添付されてきたりすると、さらに面白いです。

 画像が貼られている場合には、ツイート内にサムネイルが表示される。現状で対応しているのはTwitpicと携帯電話系画像投稿サイト「携帯百景」の2サービスである。ここでも、一般的に使われている外部サービスを利用する、という方針は貫かれていることになる。


特定のアカウントを「非表示」にできる

石塚:テレビを観ているだけではない面白さ、というものがあるはずなんです。

西沢:torne向けの特別なサービスとして展開しているわけではないので、Twitter上の言葉に対して「NGワード」のようなものは一切指定していません。

石塚:その辺りも色々揉んだんですけれど、どこまでどういう風にするのか? (Twitterのサービスを)モデレーションできるわけではないので、難しい。それに、我々がチェックをするとリアルタイム性が失われる可能性があります。

 そもそもそういうことをするのは「検閲」みたいで面白くない。なので、見たくないツイートをする人を「非表示」にする機能を搭載させていただきました。



■ 実は「PSN」と連携して動作。表示形式にも細かな配慮

 SCEはTwitter社と特別な関係にあるわけではない。多くのデベロッパーと同じく、Twitterをインフラとして選択し、定められたAPIを利用してアクセスしている。だから「特別な交渉はしていない」(石塚氏)のだという。

 「じゃあtorneのTwitter機能は、PCやスマートフォンのTwitterクライアントと同じ存在なのか」というと、ちょっと異なる。それはtorneのTwitter機能が、torneのシステムソフトウエアだけで動いているのではなく、プレイステーション・ネットワーク(PSN)内にあるサーバーと連携して動作する仕組みになっているからだ。

渋谷:ですから、利用にはPSNのアカウントが必要になります。

西沢:子供にTwitterを見せたくない場合には、PS3のサブアカウントの「チャット制限」を入れると、そのサブアカウントではtorneのTwitter機能そのものが利用できなくなります。これも、PSNと紐付いているからの機能ですね。

 他方で、Twitterは「ソニー以外」の運営するサービスである。ソニーのような企業として、サービスの根幹をなす部分について他社のインフラを利用するということは、サービスの運用保証やサポートの点でリスクを負うことにもなる。

渋谷:実を言うといろんな議論はありました。実際にTwitter社と密な連携を図っているわけではないです。そのため、社内ではサービスの方向性について議論がありました。ただ今回は多少トライアル的に、テレビとソーシャルネットワークの同時に観ることを実現させた形です。試みとしては面白いので「とにかくやってみよう」ということになりました。ただ(社内調整が)簡単なことではなかった、というのは事実です。

 ただ今回は、やることの方が明らかにメリットが大きい。torneという発売以降新しいテレビ視聴の形を提供してきたものについて、トライアルの側面を追加できました。最初から構想はあったんですが、「どうやればいいか迷っていた」というのが実情でしょう。

 一番早く、一番低い投資額で、一番拡張性高く、他のデバイスからも利用できるもので、僕らからも盛り上げていけるサービスとしてはTwitterが適当だな、と思いました。

 そのために用意されたのがPSNとの連携による動作、という技術的な仕組みだ。通常Twitterクライアントソフトは、クライアントが直接Twitterにアクセスする。torneのTwitterでは、TLの情報をクライアントで取得するだけでなく、PSNサーバーにアクセスし、クライアント側と連動する仕組みを取り入れている。

石塚:torneのクライアントとPSNを連動する仕組みを入れています。現在は、TLの更新速度も、Twitterアカウントを登録した方で20秒に一度、そうでない方の場合で1分に一度になっています。これをユーザー側で変更することはできません。

 というのは、torneがどのくらいの負荷をTwitter側にかけるか分からないからです。利用量などを勘案し、もしかするとこちら側で調整していくことになるかも知れません。リリース後に微妙に手を入れられることは、細かく手を入れていこうと思います。

 また、Twitterは頻繁にAPIが変更されます。そのたびにクライアントソフトをアップデートしていては大変なので、サーバー側の変更で対応できるようにしたい、ということもありました。

 そもそもTwitterは他社のサービスなので、有料制サービスに移行する可能性もあります。その時、PSN内で利用するサービスとしてずっと使い続けるのがいいのか、という議論はあります。ですので、そういった時にもサーバー側で止めたりサービスを変更したり、といったことができるようにしておきたかったのです。

渋谷:今回はTwitterという見せ方でしたけれど、他のサービスも考えられますし、色々発展させていけると思います。まったく新しいものが出てくるかも知れないです。

 表示の実装方法についても「本当に色々考えた」と石塚氏は話す。

石塚:多くの場合は「画面の上に表示を重ねてしまう」ということを考えると思います。しかし我々は、放送というコンテンツを「借りて」その上でサービスしている立場です。重ねてしまうということはなかなかできません。色々な配慮の末、このようなインターフェイスに落ち着いています。

西沢:画面が分割されてしまうと視点の移動が多くなるので、本当のところは重ねたい、字幕の様に出したい。でも分割しなければいけないので、工夫したのがツイートのメニューなどの「Twitterに関するUI」は画面の右側で完結するようにしよう、ということです。

 こだわったのは、各局をまとめて見る画面ですね。ここにこだわりました。ダイジェストのように見れるて、これだけ見ていても、内容が結構分かっちゃうんです。そこで、盛り上がっているチャンネルに入る、という感じです。

TwitterのTLは右側に表示される。この画面は各チャンネルの「一覧」

石塚:本当に流れが速くなると「すっごく」速くなりますよ。

西沢:実は最初は、各放送局のハッシュタグのTLに入ると、チャンネル表示も切り替わるようにしていたんです。でもそうではなくて、あえて「右」と「左」を別にしました。

 それで、TLを「ザッピング」できるようになったんです。そこでユーザーのコメントを見て、気になるチャンネルがあったら、「スタート」ボタンを押して「視聴する」を選ぶと切り替わる、という形にしたんです。コメントのスピードが上がってきたところには「なんかあるぞ」という感じで。

石塚:Jリーグの試合だと、地域によって同じ時間に「違う試合」をやっているんです。そういう時はハッシュタグと食い違うこともでるでしょうが、それもおもしろかった。この間なんか、TLを含めて二元中継・三元中継になって。

渋谷:やっぱりやってみるのが一番なんですよ。Twitterが盛り上がっているといっても、見ている人はまだ限られている。そういう意味では、torneというアプリケーションは、非常に簡単に参加してみることができるので、Twitterを使った実況に懐疑的な方も、体験していただくと「あれ、こんな楽しみがあったんだ」と思っていただけるのではないかと。


■ 地方局の「ハッシュタグ」に悪戦苦闘。「実況」を助ける機能を充実

 各チャンネルを追いかけるのに使われているのは、各チャンネルに設定された「ハッシュタグ」だ。NHKなら#nhk、フジテレビなら#fujitv、といったハッシュタグが設定されており、自分が視聴している地域のハッシュタグが自動的に設定され、torneに設定された各チャンネルについての話題が抽出されるようになっている。

インフォメーションを見ると、どの地方でどのチャンネルが盛り上がりがわかる

石塚:利用している放送局のハッシュタグは、できるだけ一般的に使われているものと、放送局が公式に設定しているものを選んでいます。地方局の中には設定がなされていないところもあったので、そういう局はこちらで指定させていただきましたが。全国には様々な局があるので、デバッグ中は大変でしたね。各局とハッシュタグが正確な組み合わせになっているかを確認しないといけないので。地方局になると、ほとんどつぶやかれていないものもあると思います……。

 もちろん、自分でハッシュタグを入力することもできる。

西沢:その場合には、次回ツイートを入力する際、自動的に「前回入力したハッシュタグが入力される」ようになっています。実況用には、このような機能が便利なんじゃないでしょうか。


プリセットの「ツイート候補」。実はジャンルによって細かく変わる。もちろん自分で書き込んでおくことも可能

 簡単に「つぶやきでの実況」することを支援するために用意されているのが、プリセットされている「ツイート候補」だ。ツイートを書いていく画面の下をスクロールすると、1から8まで、よくつぶやく言葉が「ツイート候補」として登録されている。この内容は設定で変更することもできるが、ある程度使われやすいものが最初から用意されているので、そのまま使ってもいい。

西沢:「番組名」というのは、変数のような役割を果たしていて、現在視聴中の番組名が代入されます。現状用意されている変数(的なキーワード)は「番組名」だけですね。

石塚:実は、プリセットの内容は番組のジャンルによって変わるんですよ。スポーツのうち、サッカーと野球、ゴルフの場合には、それに合わせた言葉になります。残念ながら「バレー」はないんですよね。開発中はちょうど放送していたので、入れておけば良かった!とも思うのですが。

 キーボードを使った自由入力ももちろんいいか、キーパッドだけで気軽につぶやけるようにして「実況」を活性化しようという意志が、こういった工夫からも読み取れる。

 また実は、次のような面白い「特殊プリセット」もあるという。

西沢:torneは「トロフィー」(筆者注:ゲームの進行度に応じて与えられる称号機能)に対応しているのですが、「ニュース」の「交通」といったジャンルはなかなか出てこないので、トロフィーが取りにくい、という話があります。なので、そういったジャンルの番組が来たら「交通キターー」とつぶやけるようにプリセットされています(笑)

 そんな仕掛けもしてあるんですが、あくまでメインはスポーツ、ですかね。

 特殊なハッシュタグとしては#torneも用意されている。これは「チャンネル一覧」の下で使われているものだ。

西沢:#torneはtorneの最新情報が集まるところなので、見やすいようまとめています。その上にある「インフォメーション」は、ライブ機能のインフォメーション機能、という扱いです。ユーザーが見たツイートの中でチャンネル以外にどんなハッシュタグが登場しているか、各地方でどのチャンネルが盛り上がっているか、といったことがわかります。

 ツイートは「ライブ」でだけでなく、番組表上でも行なえる。録画予約時になにを録画予約したのか、をつぶやくこともできるわけだ。この機能を使えば、どの番組がお勧めかを人に伝えることもできることになる。

torne予約時に謎のハッシュタグも

 そういえば、torneからつぶやかれたツイートをみると、「#e_????」「#s_?????」という謎のハッシュタグが設定されている。これはなんの意味を持っているのだろうか?

西沢:今は使っていないのですが、今後のために、番組を特定するために挿入しています。

 じゃあなにに使うのか? その点について、SCE側から公式なコメントはないので、今はあくまで「秘密」ということになる。だが、現在実装されていない機能で、番組の特定が必要な機能はなにか……と考えれば、なんとなく予想できなくもない。



■ なぜ「2.10」? 改善はまだまだ続く

torne上でのボリューム変更に対応

 なお、細かな機能改善としては、torne上でのボリューム変更が挙げられる。

西沢:R2ボタンを押しながら上下ボタンで、音量を変更できます。

石塚:機能としてはいわゆるデジタルボリュームになります。

西沢:左右だと「ミュート」ですね。

 検索機能にも手を入れている。主な改善は「キーワード検索」と「『以外』検索」である。

石塚:今回から、自由なキーワードでの検索を行なった場合、番組情報内などで「ヒットした」キーワードが赤く表示されるようになりました。また、大文字・小文字や半角全角といった「表記ゆらぎ」も含め検索するようにしました。これが地味に大変だったんです。速い、ということをご評価いただいているので、速度を一切落とさずに機能を実現しなければならなかったので……

西沢:これで検索結果がどこに入っているのかが、ずいぶんわかりやすくなったと思います。「『以外』検索」というのは、特定のジャンルを「のぞいた」検索ができる、という機能です。

 torneではアニメを非常にたくさん見ていただいています。それはもちろんOKなんですけれど、興味のない方にはちょっと偏って見えてしまう。そこで「アニメ『以外』」といった指定をすると、アニメ以外の人気番組リストになると思います。

石塚:もちろん、アニメ以外のジャンルを指定して「以外検索」することもできますよ。

「トル」順でソート表示したもの。1位はアメトーク、2位以下には「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」などアニメ作品が沢山並んでいる「アニメ/特撮以外」にすると、アニメが非表示になり、ドラマやバラエティが増える

 今回のバージョンは「2.10」であり「3.0」ではない。それには相応な理由があるのだろう。

西沢:ネタは、まだありますよ。秘密ですが。

渋谷:数字を見ていただければわかりますよね。大きいネタから小さいネタまで色々用意しています。ただ、全部ができるかというとそうはいかないでしょう。可能なものからやっていきます。石塚が倒れない限り、バージョンアップは続きますよ(笑)

石塚:もちろんやっていきますよ。テレビを楽しむものですから、やはり放送局の方々にも利益があるものをやっていきたい、と思います。今回も、こういうことをすることでリアルタイムの視聴を増やしたい、ということなんです。その部分については、放送局の方々にも納得していただけるのではないかと思います。

 例えば今回も、ツイートが「放送局の公式のコンテンツに見えない」ようには気を使ったんです。そういうところも含めて「やんちゃ」はしていきますが、最低限大人として守るべきところを守った上で「やんちゃ」していきたいな、と思います。

(2010年 12月 16日)


= 西田宗千佳 = 1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、週刊朝日、AERA、週刊東洋経済、PCfan、DIME、日経トレンディなどに寄稿する他、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける。近著に、「iPad VS. キンドル日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏」(エンターブレイン)、「iPhone仕事術!ビジネスで役立つ74の方法」(朝日新聞出版)、「クラウドの象徴 セールスフォース」(インプレスジャパン)、「美学vs.実利『チーム久夛良木』対任天堂の総力戦15年史」(講談社)などがある。

[Reported by 西田宗千佳]