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スマホ音楽の中心に「CDレコ」。プレイリスト対応などアプリ進化

使いやすい“プレーヤー”に。PCいらずのバックアップも

 アイ・オー・データ機器のスマートフォン用CD/DVDドライブ「CDレコ」および「DVDミレル」シリーズ専用のアプリ「CDレコ」が、3月1日にいくつかの新機能を追加するアップデートを行なった。本体ではなく、アプリのみのアップデートで、プレイリストや検索機能の強化、外出先から自宅NAS内楽曲のリモート再生など、多くの機能強化が図られている。

 「PCレスでCD楽曲取り込み」からスタートしたCDレコだが、相次ぐ機能強化により、いよいよ熟成の域に達してきた。どんな機能が追加されたのか、早速見てみよう。

CDレコアプリと「CDレコ Wi-Fi」

着実にアップデートを重ねてきたCDレコの歴史

 まずは外付けドライブである「CDレコ」「DVDミレル」シリーズについておさらいしたい。

CDレコシリーズ。左からDVDミレル「DVRP-W8AI」、CDレコ Wi-Fi「CDRI-W24AI」、CDレコ「CDRI-S24A」

 CDレコシリーズの始まりは、2014年4月の「CDレコ(CDRI-S24A)」から。Android端末とUSB接続して、ドライブに挿入した音楽CDの内容を取り込み、音楽ファイルとして端末に保存できるという製品だ。それまで音楽CDをデジタルデータとして保存するにはPCでリッピングするのが一般的だったため、スマートフォンに直接取り込めるCDレコは、ユニークかつ実用的な製品として認知された。

CDレコ「CDRI-S24A」

 ただ、USB接続した際にドライブ(ストレージ)として認識できるAndroid端末が限定されていたり、なによりiOSに対応していなかったなど、全てのユーザーが利用できるわけではない、という課題があった。そこで2014年8月に発売されたのが「CDレコ Wi-Fi(CDRI-W24AI)」だ。USB接続だけでなくドライブと直接Wi-Fi接続できるようにし、無線通信で制御と取り込みが可能になった。これでUSBストレージを認識できないAndroid端末や、従来非対応だったiOS端末でも利用可能になり、実質的にほとんど全てのスマートフォンで音楽CDを取り込めるようになったわけだ。

CDレコ Wi-Fi「CDRI-W24AI」

 その後は、CDレコの機能にDVD視聴機能が追加された姉妹製品とも言える「DVDミレル DVRP-W8AI」が登場。加えて、有償のアプリを用いて、CDレコでもDVDミレルと同等のDVD再生が可能となった。また、併行してCDレコアプリに、容量が少ないスマートフォンのストレージを圧迫しないよう同社の対応NASに直接取り込める機能が追加。細かい部分では曲の歌詞表示、iOSではiTunesライブラリの参照やAirPlayへの対応など、着実に機能アップと使い勝手の向上を続けている。

DVDミレル「DVRP-W8AI」
一覧上で取り込んだものか、NASに保管しているものかが簡単に判別できる

 それに合わせて音楽CDの取り込みだけでなく、取り込んだ後のプレーヤー機能も充実させてきた。アーティストやアルバムごとの楽曲一覧・再生のほか、CDレコで端末のストレージに取り込んだものか、NASに保管しているものか、といった区別もでき、あまり聞かない音楽はNASへ待避して、持ち出したい楽曲はNASから端末のストレージに移動する、といったように、ファイル管理しながら再生できるようにもなった。

自宅の音楽ライブラリをそのまま活用できるNASへの宅外アクセス機能

 そして3月1日のCDレコアプリのアップデートで、さらなる5つの要素が加わった。

 簡単に列挙すると、

  • プレイリスト作成/再生対応
  • 頭文字で聴きたい曲を検索
  • Androidでも、CDレコ(アプリ)以外の曲を再生
  • NAS(ポケドラCloud)の楽曲を外出先から再生する
  • PCいらずのDVD-R/RWバックアップ

となる。

 まず、比較的大きなポイントといえそうなのが、NASへ宅外からアクセス可能になったこと。他のNAS製品やPC製品などでも宅外からのアクセス機能を提供しているものがあるが、CDレコアプリも仕組みとしてはそれらと同様で、専用サーバーを介して外出先から自宅のNASにリモート接続する。

CDレコが対応するNASは「ポケドラCloud HLS-C500」など同じアイ・オーの一部製品となる

 対応のNASは、ポケドラCloud「HLS-Cシリーズ」など(「CDレコ」アプリ対応ドライブ・NAS一覧)。設定手順は、まずNAS用アプリの「Remote Link Files」をダウンロード。NASと同一のLANに接続している状態でアプリを実行し、NAS製品に同梱されている接続設定用QRコードなどを使って機器登録する。

 ここで、CDレコアプリ設定画面で「NAS登録」し、つなげておいたNASの表示名を選択して「登録」をタップ。登録完了後、再びRemote Link Filesを開き、画面右上にある“編集”からNASの表示名をタップ。さらに“この接続機器を共有する”ボタンを押してQRコード画面に変わったら、共有ボタンをタップし、「CDレコ」を選ぶ。そうすると、リモート連携に必要なPINコードなどの設定がCDレコアプリに送られるので、後はCDレコアプリの設定画面にある「リモートリンクの設定」をオンにするだけだ。

NASと同じネットワークに接続している状態で「Remote Link Files」を起動し、QRコードで機器登録
画面右上の“編集”ボタンをタップ
“この接続機器を共有する”をタップ
さらに画面右上の共有ボタンをタップ
リストから「CDレコ」選択
CDレコアプリの設定に戻り、「リモートリンクの設定」でオンにすれば完了

 リモートリンクの設定が終わった後は、NASにしか保管されていない楽曲でも、外出先のCDレコアプリからストリーミング再生できる。例えば自宅に設置しているNASにCDレコで取り込んだ全ての音楽ファイルをまとめて保管し、端末の中身は身軽にしつつも常に音楽を楽しめる環境を構築できる。

 モバイルネットワークからでも再生可能だが、当然ながら楽曲データの受信で大量の通信が行なわれる可能性もあるため、通信量の上限が低い契約にしているユーザーは注意しておこう。

リモート再生中は再生画面左上に家のアイコンが表示される

 リモートアクセスの場合、気になるのはレスポンスや再生時の安定性ではないだろうか。CDレコアプリの場合、最初の1曲目こそ、再生開始時にリモートサーバーへのログイン処理などが行われるため少し待たされるものの、その後は自然に連続再生していくだけであれば曲の切り替わり時の待ち時間はなく、ローカルで再生しているのと変わりはない。手動でスキップやシークした時でも数秒程度の待ち時間で再生が始まるため、ストレスに感じることもないだろう。

 もちろん、連続してスキップやシークするような無茶な操作をすると、リモートサーバーとの接続が切れ、再接続の処理が必要になることもある。だが、ちょっと曲を飛ばす、ぐらいの一般的な操作であれば、リモート再生を意識することも無いはずだ。

ポケドラCloudとCDレコ Wi-Fi

取り込んだもの以外も再生できる、本格的なオーディオプレーヤーへ

 その他の追加機能の1つは、プレイリストを扱えるようになったこと。任意の名前を付けたプレイリストを作り、そこにCDレコアプリで管理している楽曲を自由に登録できる。CDレコで取り込んだNASの曲やiTunesの楽曲なども選択可能だ。好みの曲や、特定のテーマに沿った曲をそろえるのも良いだろう。iOS版では楽曲一覧の項目を左から右にスワイプするだけで、その楽曲をプレイリストに追加するボタンが現れ、少ない手間でサクサク登録していけるのもうれしい。

任意の名前を付けて管理できるプレイリスト
Androidでは楽曲のサブメニューからプレイリストに登録できる
iOSでは右スワイプで現れるボタンからプレイリストに登録可能
文字を入力するに従って、前方一致で該当する楽曲が絞り込まれていく

 さらに楽曲の検索(頭出し)機能が追加された。楽曲一覧の最上段に設けられたテキストボックスにキーワードを入力すれば、CDレコで管理している音楽ファイルの曲名、アルバム名、アーティスト名の中から前方一致するものを即座に絞り込める。いわゆるインクリメンタルサーチと呼ばれるものだ。

 音楽CDを取り込めば取り込むほど、再生したい曲を探すのに苦労するようになるのは当たり前のこと。これも、そんなユーザーの手間を極力減らすためのシンプルな工夫と言えそうだ。文字にすると地味なのだが、確実に使い勝手が向上する嬉しいアップデートだ。

“Android”とアイコン表示されたものが、CDレコで取り込んでいない、他のフォルダにあるファイル。取り込んだものと同じように再生可能だ

 また、Android版では、CDレコで取り込んだもの以外の別フォルダにある楽曲も再生できるようになった。これまでCDレコアプリで扱えたのは、基本的にCDレコアプリを使って取り込んだもののみ。iOS版ではiTunesの楽曲も扱えるようになっていたが、これに近い機能がAndroid版でも実装されたことになる。実際に試してみたところでは、単純に端末のMusicフォルダにあるものだけでなく、SDカードに保存している楽曲もしっかり認識され、再生できた。音楽配信サイトからダウンロードしたハイレゾ音源にも対応している。

 この機能の追加によって、Android版でもいよいよCDレコアプリが本格的なオーディオプレーヤーアプリへの第一歩を踏み出した、と言えるかもしれない。従来はおそらくCDレコアプリ以外に、他のプレーヤーアプリもインストールして、取り込みはCDレコ、再生は他のプレーヤー、という使い分けをしてきたユーザーも多いはず。

 今回のアップデートでMP3/WAV/FLAC/M4A/OGG/MKV/MP4/3GPといったAndroid自体が標準でサポートするさまざまなファイルフォーマットにも対応し(実際の対応フォーマットは端末によって異なる場合がある)、取り込みと再生をCDレコアプリ単体で完結させられる範囲が広がった。

 他のプレーヤーアプリが標準的にカバーしていたプレイリスト機能や検索(頭出し)機能も新たに追加されたことと合わせて考えれば、これからはCDレコアプリで全てを済ませることもできそうだ。とにかく「プレーヤー」としての使いやすさが間違いなく向上している。

 あえて細かな不満を挙げると、一部のFLACファイルでサムネイルが正しく表示されないことがあったり、再生画面からバックキーで戻ると必ず一覧の最上段になってしまうことぐらいか。このあたりは従来同様に継続的な機能改善を期待したい。

機種変更後もCDレコを同じように使い続けられるバックアップ機能

 最後の1つが、機種変更時などに活用できるバックアップ機能の実装だ。CDレコアプリで取り込んだ全ての楽曲とジャケット写真、プレイリストなどのデータを、まとめてDVD-Rなどのメディアに書き込むことができる。1枚のDVDメディアで収まらない場合は、複数枚に続けてバックアップでき、機種変更後にCDレコアプリで端末へリストアするのも容易に行なえる。

CDレコ Wi-FiにDVD-Rを挿入
「CDメニュー」からバックアップを実行
CDレコで取り込んだ楽曲ファイルがカウントされ、必要なメディア数が表示される
バックアップを実行中

 ここで注意しておきたいのは、バックアップできるのはあくまでもCDレコアプリで取り込んだ楽曲のみであること。Android端末では一覧で「Android」とマークされた楽曲、iOS端末では「iTunes」とマークされた楽曲は、バックアップの対象にはならない。また、リストア時には端末内の音楽ファイル数がゼロになっている必要がある。これは、おそらくファイルの上書きが発生した際のデータ消失を防ぐための仕様と考えられる。

 できれば機種変更時にはCDレコアプリで取り込んだものも、そうでないものも一括してDVDにバックアップできれば楽かもしれないが、実際の利用状況としては、Android端末では容量のかさむ音楽ファイルをSDカードなどに待避している場合も多いと考えられる。iOS端末ではPC上のiTunesが母艦となっているはずで、Time Machine機能で環境を丸ごとバックアップしている例も少なくないだろう。であれば、CDレコで取り込んだデータのみをバックアップできるのは、データの重複防止の面では合理的と見ることもできる。

 ちなみに、製品がCDレコという名前ではあるものの、ハードウェアとしてはどの製品もCD/DVDドライブのため、DVDミレルはもちろん、CDレコでもCDレコ Wi-Fiでも、DVDへのバックアップが可能だ。試しにWi-Fi経由でDVD-Rにバックアップしてみると、計184曲、3.6GB分の音楽ファイルの書き込み完了におよそ1時間半程度かかった。決して高速ではないが、Wi-Fi経由でデータ転送していることを考えれば、妥当な処理時間というところか。

音楽CD取り込みを武器に、再生プレーヤーとしての魅力を向上

 プレーヤーとしての機能が拡充し、端末内の全楽曲ファイルの再生が可能になったうえ、外出時でも自宅の音楽ライブラリを楽しめて、さらにはバックアップ機能で機種変更しても使い続けやすい環境が整ったことで、CDレコアプリは、リッピングのためのアプリから、メディアプレーヤーとして幅広く使えるアプリにクラスチェンジしたように思う。

 個人的には、ハイレゾ対応のAndroid版でしっかりハイレゾ再生できるうえ、最近よく使っている、クルマの車載オーディオとスマートフォンをBluetooth連携させた楽曲再生で、スキップ操作などがレスポンスよく動作してくれる相性の良さから、CDレコアプリが活躍する場面が増えてきている。

 バックアップ機能でますますPCの出番は少なくなり、いよいよスマホで全て完結できるようになってきた。初代CDレコ登場から約2年、CDレコアプリの進化により、音楽をすべてCDレコに集約できる環境がいよいよ完成に近づいてきた。既存ユーザーにとっても、非常に嬉しいアップデートだ。

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(提供:アイ・オー・データ機器)

日沼諭史

Web媒体記者、IT系広告代理店などを経て、現在は株式会社ライターズハイにて執筆・編集業を営む。PC、モバイルや、GoPro等のアクションカムをはじめとするAV分野を中心に、エンタープライズ向けサービス・ソリューション、さらには趣味が高じた二輪車関連まで、幅広いジャンルで活動中。著書に「GoProスタートガイド」(インプレスジャパン)、「今すぐ使えるかんたんPLUS Androidアプリ大事典」(技術評論社)など。