ミューズテクス、新PerformerとIEEE 1394接続のHDD録音セット
-4ch以上のサラウンド録音、G4マルチプロセッサに対応


Digital Performer 3.0
3月より順次出荷

標準価格:オープンプライス

連絡先:Tel.03-5486-7021(東京)
    Tel.092-437-1201(福岡)


 株式会社オービットのミューズテクス事業部は、Macintosh用シーケンサ「Digital Performer 3.0」とIEEE 1394(FireWire)に初めて対応したHDDレコーダーインターフェイス「MOTU 828 FireWire」の発売を発表した。価格はともにオープンプライスだが、「Digital Performer 3.0」が8~9万円程度、「MOTU 828 FireWire」が10万円前後となる見込み。発売時期は「MOTU 828 FireWire」が3月、「Digital Performer 3.0」が6月を予定している。

●Digital Performer 3.0

 「Digital Performer 3.0」は、MIDIシーケンサ&HDDレコーダソフトとして、プロをはじめ高いシェアを持つ「Digital Performer」の新バージョン。GUIの外観を大きく変更したほか、G4マルチプロセッサに対応し、最大で2倍の処理速度の向上が図られたという。Mac OS 8.6以降に対応する。

ArcPanner
 新たにPro Toolsプロジェクトの書き出し・取り込みを一度に行なえるようになったほか、モノラル、ステレオだけでなく、4ch、LCRS、5.1ch、6.1ch、7.1ch、10.2chに対応した。サラウンドのパンニングはプラグインとして新たに加えられた4種類のパナーで行なう。パナーはUSB接続のジョイスティックで操作できる。

 QuickTimeとの連携も強化された。オーディオクリップの配置やトリムといった編集作業時に、動画の表示フレームが自動的に追随するようになった。

 MIDI編集機能にもいくつか変更点がある。例えば、ピアノロール画面では複数のトラックを一画面に表示できるようになったほか、MIDIトラックとオーディオトラックの同時編集が可能になった。

 そのほか、プレートリバーブやベースマネージャなど10個のプラグインが追加されている(すべて同梱)。

※写真はすべてβ版のもの。


●MOTU 828 FireWire

 「MOTU 828 FireWire」は、楽器やボーカルなどの音声をPCのHDDを使って録音するときに使用する、1Uユニットのレコーディングインターフェイス。10/20/24bit、44.1/48kHzのデジタル入出力と24bit/48kHzコンバータを搭載し、アナログ入出力に対応する。

 デジタル入出力はオプティカル(adat、S/PDIFを切り替え可能)と同軸の2つを搭載。アナログ入力は6ch、アナログ出力はパラアウトが8ch、モニタ用2chとなっている。マイクやギターを接続できるフォンプラグ(Neutrix XLR/TRSコンボコネクタ)も2系統内蔵している。

 Mac OS用のドライバのほか、HDDレコーディングソフト「Audio Desk for Mac」が同梱される。Windows版については「Mac版の発売以後」(ミューズテクス)としている。

MOTU 828 FireWire
□オービット・ミューズデスクのホームページ
http://www.musetex.co.jp/
□ニュースリリース
(現在、この情報は掲載されていない)

(2001年2月19日)

[orimoto@impress.co.jp]

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