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2000年12月に本放送が開始されたBSデジタル放送では、音声フォーマットにMPEG-2 AACが採用され、5.1chでの放送が可能となった。しかし、当時は一般的なフォーマットでなかったため、ほとんどのAVアンプでデコードすることができなかった。 そのため、BSデジタルをマルチチャンネルを楽しむためには、数少ない対応AVアンプに買い換えるか、デコーダ内蔵チューナまたは、デコーダ内蔵BSデジタルテレビを購入することが必要となった。こういった経緯により、最近になって各メーカーからは、AACデコーダ内蔵AVアンプが出揃い始めている。 しかし、ヤマハではAACデコーダを内蔵したAVアンプをいまだ発表しておらず、その動向が注目されていた。今回AD-100を発売したことで、同社の'98年以降発売のすべての単体AVアンプには5.1chアナログ入力が装備されているので、19機種のAVアンプがAACに対応可能となった。 AD-100の入力端子は、デジタル光端子を2系統を装備するほか、5.1chアナログ音声入力端子も搭載。ほとんどの場合1つしかないAVアンプの5.1ch入力に、AD-100を接続した場合でも、DVD-AUDIOプレーヤーなどの5.1chアナログを接続できるように配慮されている。また、入力信号が5.1ch AACの場合は5.1chアナログ音声を出力し、2ch PCMの時には自動的にAACデコーダをバイパスして2chアナログ音声を出力する。 さらに、5.1ch AACデコード時にはスピーカーの性能に応じ、各チャンネルの低音域をメインスピーカーやスーパーウーファーに振り分ける機能も装備している。
【主な仕様】
□ヤマハのホームページ (2001年2月22日)
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