NEC、マルチストリーム機能などを1チップ化したSTB用LSI


3月からサンプル出荷

サンプル価格:5,000円

連絡先:半導体テクニカルホットライン
    Tel.044-435-9494


 日本電気株式会社(NECエレクトロンデバイス)は、HDD記録、ストリーム処理、MPEG伸張といった各機能を世界で初めて1チップ化したシステムLSI「μPD61130ファミリ」を、3月からサンプル出荷する。STB(セットトップボックス)用として位置づけられており、サンプル価格は5,000円。2001年秋以降に月産10万個の生産を予定している。

 製造プロセスは0.13μmCMOSプロセス。デジタル放送をSTB内蔵のHDDに記録する「xTV仕様」に準拠し、PDR(Personal Digital Recoder)やホームサーバーなどを簡単に構成できるとしている。また、ATA接続のHDD、チューナ、IEEE 1394などから最大3系統の動画を同時に処理可能。MPEGデコーダは2番組分の動画(MP@ML画質)に対してデコードと表示を行なえるため、タイムシフトや裏番組の同時録画を行なえる。

 CPUには225MIPSの64bitCPU「VR4120A」を搭載。内蔵されたグラフィックス高速描画機構により、Java VMなどのAPIをストレスなく実行できるとしている。音声はPCMオーディオ入力に対応。DVD、DirecTVに対応するほか、DVB標準デスクランブラやNDS、Irdetoの暗号解除回路がオプションで用意されている。

□NECエレクトロンデバイスのホームページ
http://www.ic.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0102/2702.html

(2001年2月27日)

[orimoto@impress.co.jp]

I
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】

00
00  AV Watchホームページ  00
00

ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.