ティアック、160万円のCDトランスポート「P-0s」の受注を再開

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　ティアック株式会社は、中止していた「P-0s」の受注生産を再開し、5月末日まで受け付ることを発表した。価格は1,600,000円。昨年発売時に大きな反響を呼び、購入できない希望者が多数現われた製品だが、今回「特殊精密部品の調達に目処がたった」(ティアック)ため、期間限定で受注を再開する。

　「P-0s」は、新設計のターンテーブル用スピンドルモータの制御回路を採用。前モデルでは、PWM(パルスワイドモジュレーション)をデジタル波形処理することで構成していた駆動電流を、駆動波形のなめらかさを最優先する処理に変更した。これにより、トルク変動の低減を実現し、モーター音も静かになったとしている。

　また、ステッピングモーターのマイクロステップ動作周波数を従来よりも高周波(最大で14倍の19kHz)に改良。モーターの応答速度と音質が向上し、ピックアップ作動時におけるモーター音の低減を実現したという。また、マイクロステップ周波数が高くなったことで、モーターの振動とメカニズムの共振周波数がずれることになり、SN比も向上したとしている。

　このほか、ターンテーブル用ブリッジの完全固定化、各種電源/信号線のシールド強化、リモコンの操作性向上といった改良点がある。また、FL管の表示も色がオレンジからブルーへと変更されたほか、型番を表示を行なうようになった。その他の仕様はP-0に準拠する。外形寸法は、本体が445×420×177mm(幅×奥行き×高さ)、電源部が220×392×177mm(同)、重量は本体30kg、電源部17.2kgとなっている。

　なお、P-0をP-0s相当にする有償バージョンアップも行なわれる。料金は350,000円で、期間は5月末日まで。ただし、新型のリモコンは別売(50,000円)となり、FL管の外観や表示色は変更されない。

□ティアックのホームページ
http://www.teac.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.teac.co.jp/av/TEAC_ESOTE/p0s.html

(2001年3月13日)

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