ソニー、放送業務向けストリーム変換機
-放送局のオペレーションすべてをMPEG化


10月発売

標準価格:220万円

連絡先:情報システムマーケティング事業部
    Tel.046-230-5075



 ソニーマーケティング株式会社は、放送業務用のストリーム変換機「MSB-2000」を10月に発売する。価格は220万円。

 「MSB-2000」は、放送局業務用途に向けた製品で、MPEGストリーム変換を行なうことを目的にしている。同社では本製品について「高品質なMPEG信号による多彩な接続が可能になり、放送局におけるオペレーションをすべてMPEG規格によるオープンデジタルネットワークで統合するソリューションを提供できる」としている。

 インターフェイスには現在放送局などで使われているデジタル伝送規格のSDI、Pro-MPEGフォーラムの推進でMPEGデータをリアルタイム伝送の標準規格となったSDTI-CP、ATM網などで遠隔地への伝送に適したDVB-ASIなどを装備。制御系インターフェイスは100BASE-TX、RS-422、RS-232Cを装備し、HTTP/TelnetおよびRC-422によるVTRなどの簡易制御機能も搭載している。

 伝送時に圧縮/展開を繰り返すことで発生する画質劣化を、圧縮時のパラメータ情報を記録しておき再利用することで最小限に抑える技術「パラメータ再利用型エンコーディング」を採用。「高画質な素材伝送を低レートで行なうことができる」としている。また、通信業界においてネットワーク機器の監視に標準的に使用されているSNMP(Simple Network Management Protocol)に対応。「MPEGトランスポートストリーム(DVB-ASI)による高画質画像伝送に対応したネットワーク機器として、高い信頼性と互換性を提供する」という。

主な仕様

  • 入力:SDI、SDTI-CP、SDTI(SX)、DVB-ASI、レファレンスビデオ
  • 出力:SDI、SDTI-CP、SDTI(SX)、DVB-ASI、SDIモニター
  • 制御インターフェース:100BASE-TX、RS-422、RS-232C、アラーム
  • ビデオ・ビットレート:422P@ML:8Mbps~30Mbps(ロングGOP)
                      30Mbps~50Mbps(オールイントラフレーム)
                MP@ML: 6Mbps~15Mbps(ロングGOP)
  • オーディオ LPCM:8ch
          MPEG1 LayerII:4ch
  • 外形寸法:425×525×44mm(幅×奥行き×高さ:突起物を除く)
  • 重量:約7kg
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200103/01-0321/

(2001年3月21日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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