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サンプル価格:8,000円
「MN103S31E」は、データ読み出し、エラー訂正、モジュレータ/デモジュレータ、サーボ、レーザー制御など、ドライブをデジタル記録/再生装置として働かせるためのLSI。 光ディスクから読み出された信号を、二値化すると共に同期クロック信号を生成する回路(リードチャネル)に、ピックアップで読み取った信号に含まれる様々なノイズや歪みから的確にデータを読み取るための技術「PRML(Partial Response Maximum Likelihood:PRとMLの2技術)」方式を採用。 PRはDVDに最適化した同社独自のPR(3,4,4,3)方式を採用。また、このPR方式に対応した6状態ビタビ検出器(ML)との組合せによって、PRML回路を構成している。同社では「従来のPR方式に比べて光学特性をより忠実に再現。PRMLではアナログ方式(レベル判定方式)に比べ、耐ノイズ性能やチルト(ディスク面の傾き)マージンを大幅に改善した」としている。 世界最高速レベルというフラッシュ型7bit A/Dコンバータや、発振周波数の全域(50~432MHz)にわたりジッタ1%以下を実現した低ジッタVCO(電圧制御発振器)を新規開発。動作速度は432MS/sで、「世界最高速のDVD用PRMLリードチャネル」としている。 0.18μm CMOS DRAM混載3層配線プロセスを採用し、DVD-RAMフロントエンド機能を1チップ化。消費電力約1.2Wと、同社従来品に比べ約40%の低消費電力化を実現した。 PRMLを採用したの従来フロントエンドは3チップ構成でDVD-ROM再生6倍速が限界であったが、このLSIでは1チップ構成で16倍速のDVD-ROM再生が可能となる。
□松下のホームページ (2001年3月28日)
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