ソニー、HD対応など放送用システム新製品


5月より順次発表

システム価格:「DMW-S02NL」2,200万円~
       「DMW-S01NL」1,500万円~
       「MVS-8000(HDシステム)」6,000万円~
       「MVS-8000(SDシステム)」4,000万円~

連絡先:情報システム営業本部
    Tel.046-230-5932



DMW-S02NL
 ソニーマーケティング株式会社は、放送用ノンリニア編集システム「DMW-S02NL」、「DMW-S01NL」と、放送用マルチフォーマットライブスイッチャ「MVS-8000」を発売する。

 「DMW-S02NL」、「DMW-S01NL」は5月に発売で、システム価格はHDTV/SDTV対応の「DMW-S02NL」が2,200万円から、SDTV対応の「DMW-S01NL」は1,500万円から。「MVS-8000」は10月発売で、価格はHD用システムが6,000万円から、SD用システムが4,000万円から。

 ノンリニア編集システム「DMW-S02NL」は、SDTVとHDTVが混在する番組制作において、どちらにも活用できるマルチユースなノンリニア制作システム。

 これまでのHDシステムはHD非圧縮のみの対応であったが、「DMW-S02NL」では最高画質が必要とされる用途にはHD非圧縮、SD非圧縮にて対応。長時間の素材を扱う場合は「HDCAM」、「MPEG IMX」フォーマットを使用できる。

 同社では、「長年培ってきたテープ編集システムのノウハウとノンリニアの技術を融合。ジョグダイヤルやオーディオフェーダーなどの専用コントロールパネルを用意し、優れた操作性を実現している」としている。

 「DMW-S01NL」は、SD非圧縮、「MPEG IMX」に対応するSDTV用ノンリニア編集システムだが、HDTV対応へアップグレードできるシステムとなっている。

MVS-8000
 マルチフォーマットライブスイッチャ「MVS-8000」は、マルチフォーマット対応で、ネットワークを利用したコントロールに対応する次世代スイッチャーシステム。オプションの選択によりSDTVおよび1080/60i、1080/50i、1080/24pなどのHDTVに対応。

 マルチパネル/マルチプロセッサーでのシステム構成や、M/Eをシェアしての運用が可能。また、ネットワークを経由してのシステムのセットアップや静止画データの入出力、外部からの監視もできる。

 HDシステムは、現行モデルより約30%の大幅なコストダウン。SDシステムは、オプションの入れ替えによりHDシステム移行が可能になっている。

 同社では「スイッチャーなどシステム機器においても低価格化を実現し、地上波/BS/CS放送局やプロダクションを対象に、デジタル放送に対応するトータルHDシステムの構築を積極的にサポートしていく」としている。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
・ノンリニア編集システム
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200104/01-0403A/
・スイッチャーシステム
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200104/01-0403B/

(2001年4月3日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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