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オンキヨー、MDFキャビネットのマルチチャンネル向けスピーカー
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D-307F |
5月15日より順次発売
標準価格:「D-307F」26,000円(1台)
「D-307C」24,000円(1台)
「D-307M」12,000円(1台)
「SL-307」未定
「D-105C」12,000円(1台)
「D-105M」8,000円(1台)
連絡先:カスタマーセンター
Tel.0570-01-8111
オンキヨー株式会社は、マルチチャンネル再生向けのスピーカーシリーズ「D-307」シリーズを5月15日に発売する。価格は、フロントL/R用のトールボーイタイプ2Wayスピーカー「D-307F」が26,000円、センターch用スピーカー「D-307C」が24,000円、リア/サラウンド用2wayスピーカー「D-307M」が12,000円。また、8月下旬にはアンプ内蔵のサブウーファ「SL-307」が発売される(価格未定)。
さらに、2000年に発売されたトールボーイ2Wayスピーカーシステム「D-105F」シリーズの新製品として、センターch用の「D-105C」と2Wayスピーカー「D-105M」が5月22日に発売される。価格は「D-105C」が12,000円、「D-105M」が8,000円。
■D-307シリーズ
今回発表の「D-307シリーズ」は、キャビネットにMDF素材を使用した2Wayバスレフ型のスピーカー。共振音の低減のため、ウーファには天然繊維と熱硬化樹脂を素材としたマトリクス構造のOMFダイヤフラムを採用。エッジやダンパーの素材にもこだわったという。ウーファの口径は12cm。「D-307F」と「D-307C」はツインドライブ方式を採用している。最大入力はそれぞれ100W。各モデルとも防磁設計となっている。
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D-307C |
新開発の一体成型Sライン・エッジを採用。ダイヤフラムとエッジの接合部をSライン形状にすることで、伝送波の反射を抑え、さらにダイヤフラムと一体化した。これにより「ダイヤフラムの振動はスムーズにエッジに伝送して減衰するので、S/Nの良いクリアな再生が可能になった」(同社)としている。
また、ポリエステルメッシュに特殊ウレタンエストラマーフィルムをラミネートした素材をツイータ部に使用し、定在波の減少と再生低域の拡大を図っている。クロス域での歪みを抑え、伸びやかな高音再生が実現したという。
キャビネットの素材には、密度が均一で響きが美しいとされる「MDF(Medium Density Fiberboard)」を採用。キャビネット内部には補強板を搭載し、共振によるノイズを低減している。また、大型ネジ式のスピーカーターミナルを搭載し、バナナプラグにも対応している。
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D-307M |
「D-307F」は、L/Rch向けのトールボーイスピーカー。前面バッフルボードとキャビネット底面にバスレフダクトを1つづつ搭載している。これにより、前面からの低音が素早く伝わるほか、底面からの低音が四方へ広がり、力強い低音域再生が可能なるという。
「D-307C」は、仮想同軸型レイアウトを採用したセンタースピーカー。上下を逆に設置すれば、6°上向きにセッティングできるので、テレビラックなどの低い場所への設置が可能としている。
「D-307M」は、ネジ穴と壁掛け用具を装備した小型のスピーカーで、定在波を抑え、少ない厚みでキャビネット内の容積を確保できる台形キャビネットを採用している。
【主な仕様】D-307シリーズ
| D-307F | D-307C | D-307M |
形式 | 2ウェイ・バスレフ型 | 2ウェイ・バスレフ型 | 2ウェイ・バスレフ型 |
定格インピーダンス | 6Ω | 6Ω | 6Ω |
最大入力 | 100W | 100W | 100W |
定格感度レベル | 86dB/W/m | 86dB/W/m | 85dB/W/m |
定格周波数範囲 | 40Hz~35kHz | 58Hz~35kHz | 80Hz~35kHz |
クロスオーバー周波数 | 3kHz | 3kHz | 3kHz |
キャビネット内容積 | 21.8 l | 5.6 l | 2.6 l |
ウーファ | 12cm OMFダイヤフラム×2 | 12cm OMFダイヤフラム×2 | 12cm OMFダイヤフラム×2 |
ツイータ | 2.5cm ソフトドーム×1 | 2.5cm ソフトドーム×1 | 2.5cm ソフトドーム×1 |
外形寸法 | 195×295×880mm | 500×171×138mm | 174×128×256mm |
重量 | 11.6kg | 5.8kg | 3.2kg |
■D-105シリーズ
「D-307」シリーズ同様、OMFダイヤフラムを採用したマルチch再生向けのスピーカー。「D-105C」はセンタースピーカー用で、「D-105M」はリアchなどに使用できる。ウーファの口径は9cm、ツイータの口径は2.5cmとなっている。
最大入力は70Wで、クロスオーバー周波数は3kHz。Sライン・エッジ、バナナプラグ対応の大型ネジ式ターミナルといった特徴は「D-307」シリーズを踏襲している。
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D-105C |
D-105M |
【主な仕様】D-105シリーズ
| D-105C | D-105M |
形式 | 2Wayバスレフ型 | 2Wayバスレフ型 |
定格インピーダンス | 6Ω | 6Ω |
最大入力 | 70W | 50W |
定格感度レベル | 86dB/W/m | 85dB/W/m |
定格周波数範囲 | 70Hz~35kHz | 80Hz~35kHz |
クロスオーバー周波数 | 3kHz | 3kHz |
キャビネット内容積 | 3.7 l | 2.1 l |
ウーファ | 9cm OMFダイヤフラム×2 | 9cm OMFダイヤフラム×2 |
ツイータ | 2.5cm ソフトドーム×1 | 2.5cm ソフトドーム×1 |
外形寸法 | 332×178×120mm | 120×161×216mm |
重量 | 2.9kg | 1.9kg |
□オンキヨーのホームページ
http://www.onkyo.co.jp/
□ニュースリリース(D-307シリーズ)
http://www3.onkyo.co.jp/what/news.nsf/view/D-307シリーズ
□ニュースリリース(D-105シリーズ)
http://www3.onkyo.co.jp/what/news.nsf/view/D-105シリーズ
(2001年4月11日)
[orimoto@impress.co.jp]
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