NTT-ME、B-CASと業務提携しBSデジタル関連ビジネスに参入 ―BSデジタルの双方向通信を「Tモード」と提唱、ハードも販売

　株式会社エヌ・ティ・ティエムイー(NTT-ME)は、BSデジタル放送機器向けにISDN、ADSLといった通信回線の配線や、BSデジタル放送関連機器の販売・取り付け・設定サービスを4月17日から開始すると発表した。サービスエリアは全国。

　同社は4月17日に株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)と業務提携した。B-CASが配線サービスの案内先をNTT-MEに一本化することで、分散していた手続きを一括化するのがねらい。NTT-MEではBSチューナなどの機器販売も行なうことで、2003年の地上波デジタル放送の開始にともなう更改需要への対応をめざすという。

　回線はアナログ、ISDN、ADSLから選択できる。料金は9,000円(標準的な屋内配線工事の場合)、アンテナ取り付けは12,000円(格子ベランダタイプの場合)となっている。BSチューナ、BSアンテナ、アンテナ取り付け、双方向通信配線、受信機器設定のセット「わくわくTVパック」も販売される。価格は12万円。

　また、NTT-MEでは、テレビを使用したデジタル放送による双方向コミュニケーション全般を「Tモード」と呼称し、今後、BSデジタルチューナ、BSパラボラアンテナ、BSハイビジョンチューナ内蔵テレビなどを「Tモード」機器として販売する。「Tモード」の「T」は「Telecom(通信)」と「Television(放送)」の融合を意味しているという。

□NTT-MEのホームページ
http://www.ntt-me.co.jp/
□B-CASのホームページ
http://www.b-cas.co.jp/
□ニュースリリース(BSデジタル放送関連ビジネスへの参入について)
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2001/nws010417b.htm
□ニュースリリース(B-CASとの業務提携について)
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2001/nws010417a.htm

(2001年4月17日)

[orimoto@impress.co.jp]