ソニー、裏表両面ディスプレイモデルなどカーオディオ4機種

　ソニーマーケティング株式会社は、カーオーディオ「Xplod(エクスプロード)」シリーズ4機種を6月1日から発売する。フェイスパネルの表と裏両面に表示面を備えたデュアルディスプレイを採用した「ABP(アクティブ・ブラック・パネル)」モデルと、本体の操作ボタンを排除し、手元のワイヤレスリモコンで操作する「L-Cube(エル・キューブ)」モデルを用意。

　「ABP」モデルは、FM/AM/CDプレーヤー「CDX-M770X」と、FM/AM/MDプレーヤー「MDX-M870X」の2機種。「L-Cube(エル・キューブ)」モデルは、FM/AM/CDプレーヤー「CDX-L650X」と、FM/AM/MDプレーヤー「MDX-L750X」の2機種をラインナップ。全機種に、MD/CD/TVとハンズフリーユニットコントロール機能を備えている。標準価格は、CDX-M770Xが59,000円、MDX-M870Xが69,000円、CDX-L650Xが43,000円、MDX-L750Xが54,000円。

　4機種とも52W×4chのパワーアンプを搭載し、MDプレーヤー搭載機種はMDLPに、CDプレーヤー搭載機種はCD-R再生(ファイナライズが必要)に対応する。また、ワイヤレスリモコン「ハイバンドワイヤレスロータリーコマンダー」が付属。赤外線の出力を従来比2倍に高めたほか、リモコンの周波数を455kHzにハイバンド化したことで、短時間で信号の送信が可能となり省電力化も実現している。

上：電源ON時 下：パネルオープン時

　ABPモデルは、電源OFF時にはシンプルなブラックパネルで、電源ONにすると文字やグラフィックが現われるデュアルディスプレイを採用。さらに、電動フロントパネルを開けてフェイスパネルを反転させた操作面にはバックライト付き液晶も備えている。また、操作面にはヘアライン仕上げが施されている。

　音質面では、同社独自の「HX-DSP StageIII」を搭載。HX-DSP StageIIIにより、定位感をコントロールする「DSO」、7バンドイコライザ「EQ7」、シートポジションに合わせて各スピーカーの出力タイミングをデジタル調節する「タイムアライメント機能」などを同時に処理可能。

　また、5.5Vのプリアウト出力採用により外部アンプ接続時の高音質、低ノイズ化を実現したほか、AUX入力端子も装備する。

【CDX-M770X】	【MDX-M870X】

　L-Cubeモデルには、新提案として従来本体に配置していた操作ボタンを無くし、すべての操作を手元のワイヤレスリモコンで行なうようにした。音質面では、ABPモデルと同様に「DSO」機能や、「EQ7」機能を搭載している。

【MDX-L750XX】	【CDX-L650X】

【マスターユニットの主な仕様】

	「CDX-M770X」	「MDX-M870X」	「CDX-L650X」	「MDX-L750X」
チューナー部： 受信周波数（FM/AM）	FM　76～90MHz/TV　1～3ch(音声)/AM　522～1,629kHz
MD部：周波数特性 SN比	－	10Hz～20kHz 90dB	－	10Hz～20kHz 90dB
CD部：周波数特性 SN比	10Hz～20kHz 90dB	－	10Hz～20kHz 90dB	－
アンプ部：最大出力	52W×4
外形寸法(幅×奥行き×高さ)	約178×182×50mm		約178×177×50mm
質量	約1.5kg	約1.5kg	約1.3kg	約1.2kg
最大消費電流	10A
付属品	電源コード、ハイバンドワイヤレスロータリーコマンダ、 ハイバンドワイヤレスカード型リモコン

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200104/01-0424/

(2001年4月24日)

[furukawa@impress.co.jp]