XV-P300は、同社が2000年8月に発売したプログレッシブ対応DVD-Audio/Videoプレーヤー「XV-D721」と同じ、「デジタルダイレクトプログレッシブ」回路を搭載。24フレーム/秒のプログレッシブで記録されたタイトルを、I-P変換を介さずに、プログレッシブのまま処理する。 また、元のDVD信号4:2:2/13.5MHzから、MPEGデコーダにより4:4:4/27MHzにアップサンプリング。さらにデジタルフィルタでオーバーサンプリングにより4:4:4/54MHzの信号として、10ビット/54MHzの映像DACから出力することで、「色の再現性が飛躍的に向上した」としている。なお、インターレースのタイトルについても、I-P変換回路によりプログレッシブ出力が可能。 また、明るさやコントラストに加え、中間の明るさが選べるガンマ補正や、色ずれを補正するY/Cディレなど、細かい画質調整が可能な「NEW VFP(ビデオ・ファイン・プロセッサ)」を装備している。 音質面では、DVD-Audioには対応していないものの、D721で採用された「192kHz/24bit対応PEM・DDコンバータ」を搭載。また、DVD駆動部には、磨耗部分のないブラシレスDDモーターを採用することで、再生ディスクの振動を抑え、読み取り精度の向上と高耐久性を実現したという。加えてピックアップは、ツインウェーブ・ツインフォーカスピックアップを使用しており、CD-R/RWにも対応している。 本体色はシルバーカラーで、ディスプレイ部分はハーフミラーとなっており、「高級感を演出した」(同社)という。その他の機能としては、最大1,024倍まで可能なデジタルズーム機能、テレビのスピーカーで臨場感を再現する「ドルビーデジタル・3Dフォニック」機能などを装備している。
【主な仕様】
□日本ビクターのホームページ (2001年4月25日)
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