ケンウッド、漢字表示も可能なMP3対応レシーバなど


DPX-9021MPi

6月上旬より順次発売

標準価格:「DPX-9021MPi」124,000円
     「DPX-8021Mi」105,000円
     「DPX-7021MPi」84,000円
     「DPX-6021M」73,500円
     「DPX-5021M」52,500円
     「DPX-4021」42,000円
     「fz-7000」未定
     「LZ-701W」75,000円
     「KAC-959」48,000円
     「SW201X」55,000円
     

連絡先:カスタマーサポートセンター
    東京 Tel.03-3477-5335
    大阪 Tel.06-6394-8085



 株式会社ケンウッドはカーコンポの2001年夏モデル10機種を6月上旬より順次発売する。内訳は2DINサイズのレシーバ6モデル、モニタとTVが各1モデル、ステレオパワーアンプが1モデル、サブウーファが1モデルとなっている。

■レシーバ6モデル

 レシーバ「DPX」6モデルは、全機種がCDテキストの表示に対応。また、「デジタルダイレクト」、「セパレートパワーIC」などの技術を搭載して高音質化を図っている。そのほかにも、サブウーファに接続可能な1.5Vプリアウト端子、盗難防止セキュリティコード、接続したナビゲーションの音声案内時に再生中のサウンドをミュートする「3State NAVI MUTE」機能を搭載している。

  • FM文字多重チューナ搭載MD/CDレシーバ「DPX-9021MPi/8021Mi」

     「DPX-9021MPi」、「DPX-8021Mi」は、FM文字多重放送に対応したMD/CDレシーバ。発売は6月上旬で価格は「DPX-9021MPi」が124,000円、「DPX-8021Mi」は105,000円。両機種ともCD-R/RW、MDLPにも対応し、50W×4chのパワーアンプ、FM文字多重放送チューナ、リモコンを備えている。また、「DPX-9021MPi」はMP3に対応。ディスプレイ部はMP3のファイル名/ID3タグの漢字表示も可能となっている。対応フォーマットはISO9660と、Romeo、Jolietの拡張フォーマット。

     両機種とも電動フルオープンパネル方式を採用し、ディスプレイは立体的な表示ができる「3Dムービング・ピクチャー・ディスプレイ」を装備。文字表示部は「DPX-9021MPi」が漢字対応2行の表示管を、「DPX-8021Mi」は漢字対応1行の表示管を搭載。MDでの漢字タイトル表示にも対応している。  また、携帯電話ハンズフリー機能をバージョンアップ。対応機種の拡大をはかるとともに、登録メモリによる着信時の発信者名前の表示が可能となる。オプションのステアリングリモコン「KCA-SR700(3,000円)」を使用したハンズフリーにも対応する。

     音質面では、外部アンプ接続時に内蔵アンプへの音声信号ラインをOFFにする「アンプデリートサーキット」も搭載している。また、「フルスペックDSP」、「9BANDイコライザー」や、定位感・臨場感を向上させる「TIME DELAYED CONTROL」などにより、音質調整が可能になっている。

  • MP3対応MD/CDレシーバ「DPX-7021MPi」

     「DPX-7021MPi」は、MP3対応のMD/CDレシーバー。発売は6月上旬で価格は84,000円。CD-R/RW、MDLPにも対応し、50W×4chのパワーアンプを内蔵している。なお、MP3の対応フォーマットはISO9660と、Romeo、Jolietの拡張フォーマット。

     パネルは、13色のカラーディスプレイを搭載した電動フルオープン方式を採用。パネルデザインは右側に操作つまみ、左側にディスプレイという構成になっている。また、ステアリングリモコン「KCA-SR700(3,000円)」を使用したハンズフリー機能(「DPX-9021MP」、「DPX-8021Mi」と同機能)も搭載している。

  • 電動フルオープンパネル採用MD/CDレシーバ「DPX-6021M」

     「DPX-6021M」は、電動フルオープンパネル方式を採用したMD/CDレシーバ。発売は6月上旬で価格は73,500円。CD-R/RW、MDLPにも対応し、50W×4chのパワーアンプを内蔵している。

     ディスプレイ部には「3Dムービング・ピクチャー・ディスプレイ」と「3Dスペアナ」を装備。

  • ベーシック構成のMD/CDレシーバ「DPX-5021M」

     「DPX-5021M」は、ベーシックな構成のMD/CDレシーバ。発売は6月上旬で価格は52,500円。CD-R/RW、MDLPに対応し、47W×4chのパワーアンプを内蔵している。  また、3BANDパラメトリックEQと8パターンのプリセットEQによる音質調整が可能な「マルチタスクLSI typeQ」、6ホールシミュレーションの「EASY DSP」も搭載している。

  • カセット/CDレシーバ「DPX-4021」

     「DPX-4021」は、カセット/CDレシーバ。発売は6月上旬で価格は42,000円。CD-R/RWに対応し、47W×4chのパワーアンプを内蔵している。

     ディスプレイ部に大型スペアナとサブスペアナを装備。「マルチタスクLSI typeQ」、6ホールシミュレーションの「EASY DSP」も搭載している。

    【レシーバ6モデルの主な仕様】


    9021MPi
    8021Mi
    7021MPi 6021M 5021M 4021
    CD部 周波数特性 10Hz~20kHz(±1dB)
    S/N比 95dB(1kHz) 93dB(1kHz)
    ダイナミックレンジ 95dB 93dB
    ステレオセパレーション 88dB 85dB
    MD部 周波数特性 20Hz~20kHz(±dB)
    S/N比 93dB(1kHz) 90dB(1kHz)
    ダイナミックレンジ 93dB 90dB
    ステレオセパレーション 85dB 85dB
    FM
    チューナ部
    受信周波数帯域 76.0~90.0MHz(100kHzステップ)
    AM
    チューナ部
    受信周波数帯域 522~1,629kHz(9kHzステップ)
    感度 28dBμ
    イコライザ部 中心周波数 60/120/250/500/1k/2k/4k/8k/16kHz
    可変範囲 ±12dB
    アンプ、共通部 最大出力 50W×4 47W×4
    埋め込み寸法
    (幅×奥行き×高さ)
    178×155×100mm
    質量 3.3kg 2.6kg 2.7kg

■7インワイドタッチパネルインダッシュTV「fz-7000」

 「fz-7000」は、出し入れ可能なインダッシュ方式の7インチタッチパネルワイドTV。発売は6月中旬で、価格は未定となっている。1DINサイズで、オープン/クローズが電動で行なえる。

 液晶パネルは、表示画素数336,960画素、高輝度・広視野角・低反射のものを採用。また、ナビ専用のRGB端子も搭載している。各種操作には同社のナビゲーションで使用されているタッチパネルコントロール方式を採用。

 また、リバース信号入力に対応し、AV入力端子に接続したバックカメラの入力自動切り替えも可能となっている。ダイバシティ対応音声多重ステレオTVチューナや、FMステレオトランスミッタを本体に内蔵。トヨタ200㎜車専用スペーサーが付属する。

【主な仕様】

  • 画面サイズ:7インチワイド(幅154.1×高さ87×対角177mm)
  • 駆動方式:TFTアクティブマトリクス
  • 画素数:約336,960個
  • 埋め込み寸法(幅×奥行き×高さ):178×165×50mm
  • 質量:1.82kg
  • 受信チャンネル:1~12ch(VHF)、13~62ch(UHF)
  • アンテナ方式:4chダイバシティ
  • AV入力端子:RCA×1系統
  • 映像入力端子:RCA×1系統
  • AV出力端子:RCA×1系統
■7インチワイドモニタ「LZ-701W」

 7インチワイドモニタ「LZ-701W」は、6月上旬発売で価格は75,000円。TVチューナは搭載しておらず、「DVDビデオプレーヤー「VD-01M(同社製)」との組み合わせ使用時のリアシート用サブディスプレイとして最適」としている。

 映像入力/出力各1系統を搭載。「FULL」、「ZOOM」、「JUST」、「CINEMA」、「NORMAL」の5種類の画面モードを設定できる。また、リモコン受光部周囲の明るさに応じて画面輝度を変更する「オートディマー機能」を搭載している。

【主な仕様】

  • 画面サイズ:7.0インチワイド(幅156×高さ87×対角178mm)
  • 駆動方式:TFTアクティブマトリクス
  • 画素数:約336,960個
  • 映像入力端子:RCA×1系統
  • 映像出力端子:RCA×1系統
  • 外形寸法(幅×奥行き×高さ):176×29×123mm(本体部)、100×50×25mm(ハイダウェイ部)
  • 質量:420g(本体部)、170g(ハイダウェイ部)
■ステレオパワーアンプ「KAC-959」

 ステレオパワーアンプ「KAC-959」は6月上旬の発売で、価格は48,000円

 ローパス/ハイパスフィルタを内蔵し、サブウーファ、マルチスピーカーにも対応する設計を行なっているため、4スピーカーとサブウーファシステムの構築が可能。4+1ch駆動のほか、2+1chでの駆動もできる。出力は80W×4+240W。

【主な仕様】

  • 瞬間最大出力:80W×4+240W/240W×2+320W
  • 周波数特性:5Hz~50kHz(+0、-3dB)
  • S/N比:100dB
  • ローパスフィルター:50~200Hz(連続可変、18dB/oct)
  • ハイパスフィルター:80/150Hz(12dB/oct)
  • インフラソニックフィルター:15Hz(18dB/oct)
  • 外形寸法(幅×奥行き×高さ):290×320×56mm
  • 質量:5.2kg
■サブウーファシステム「SW201X」

サブウーファシステム「SW201X」は、6月上旬発売で価格は55,000円。

 小型でありながら、圧倒的な重低音を再生するという「PPDD(プッシュプルダブルドライブ)テクノロジー」を採用。総合出力240Wアンプを搭載し、ウーファには定評のあるデュアルボイスコイル技術を採用した20cmウーファ×2を搭載している。

 小型高効率のパッシブラジエータの働きとあわせ、車載時に十分な効果が得られるように設計を行ない、キャビネットは剛性の高いアクリルを強靱なアルミフレームで固定。歪みの発生を抑えている。

【主な仕様】

  • システム:パッシブラジエータ方式
  • ウーファ:20cmパールマイカコーン(デュアルボイスコイル)×2
  • パッシブ:20cmパールマイカコーン
  • 瞬間最大出力:240W(60W×4)
  • 再生周波数特性:20Hz~120Hz
  • 外形寸法(幅×奥行き×高さ):738×246×260mm
  • 質量:8.5kg
□ケンウッドのホームページ
http://www.kenwoodcorp.com/jhome.html
□ニュースリリース
http://www.kenwoodcorp.com/j/press/press20010510_1.html

(2001年5月10日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

I
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】

00
00  AV Watchホームページ  00
00

ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.